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2023年6月 専門家講座レポート

2023年6月18日、おんせんキャンパスで専門家講座を開催しました。
オンラインでも同時配信し、多数のみなさまが参加してくださいました。
内容は下記の通りです。

テーマ「自分のもっている力でがんばるために」

講師:渡部千秋先生
(雲南市教育委員会 学校教育課指導主事 特別支援教育士)

概要:子どもの発達に応じた学びやサポートについて



渡部先生が解説してくださったこと



・教育機関では、必要に応じて学びのサポートを選べるようになっている。
・通常学級での学び方も、ユニバーサルデザインやタブレットの活用、複数教員による指導など、工夫がされている。
・通級=障がいによる困難を改善、克服するための指導(自立活動)を行う。
・特別支援学級=それぞれのお子さんの障がいの状況に応じた特別な教育課程を組んであり、通常の学級と行き来して学ぶ。
・特別支援学校=障がいに特化した専門教育、卒業後の社会生活を視野に入れた教育などを行う。
・合理的配慮は、本人や保護者からの意思表明があってから、具体的な方法の検討、提供がなされる。
・「基本的自尊感情」を育む大事さ。


そして最後に、渡部先生が大事にされていることを教えてくださいました。

・子どもと一緒に考え、子どもが決める。
・子どもが「自分はこれでいいんだ。」と思えるような関わりをする。
・大人も、一緒に考えることのできる仲間を増やす。

参加された方の感想


  • 親として色々とインプットして、子どもの選択肢を増やしてやりたいと思い、参加しました。

  • 基本的自尊感情のところが一番印象に残りました。発達グレーの子をきちんと育てなければ!という気持ちから、ガミガミ注意ばかりしていたことを反省しています。今は「そのままのあなたでいいんだよ」という気持ちで接することと、子どもの意思をなるべく尊重するよう心がけています。

  • 「支援は引き算。手は離していくが、目は離さない」という言葉が、心に刺さりました。


保護者さんの感想にもありましたが、知識が子どもの選択肢を増やし、安心感につながることがあります。

おんせんキャンパスでは、学期ごとの「専門家講座」や、保護者会の中で行う「プチ講座」、6回の連続講座「おんせん子育てほかほか講座」を開催しております。

いずれも無料です。ご参加については、おんせんキャンパスまでお問合せください。



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