見出し画像

e-温泉マイスター 飛騨温泉郷

                   e温泉マイスター  久保田亜紀

レポートさせて頂く温泉は岐阜県奥飛騨温泉郷です。

長野県と岐阜県の県境の深い山間にあり、1997年に安房峠トンネルが完成するまでは、長野県側からのアクセスが難しく、高山市側からしか通年ではアクセス出来なかったと言う秘湯です。

背後には槍ヶ岳、奥穂高岳、乗鞍岳などの北アルプスの名峰がそびえ、真夏でも日が落ちればエアコンは要らない温泉郷です。
平湯温泉、栃尾温泉、福地温泉、新平湯温泉、新穂高温泉の5つの温泉がまとまり、奥飛騨温泉郷を形成しております。

その中の新平湯温泉 なかだ屋に宿泊してまいりました。
単純温泉ですから、取り立ててニオイ、色味はないのですが、ph値5.82、若干酸性よりのお湯です。
若干酸性よりのはずが、実際入浴してみるとこれが実に滑らかな湯質です。
少しヌメリ感もある軟らかな湯質です。

源泉かけ流しで(高温の場合は湯温を下げて入浴しやすくするために加水するそうですが)、夜と朝では内湯も露天風呂も湯温が違っていました。それがまた手を加えていない感じがして非常に良かったです。

また、面白いのは男女別大浴場が夜10時に男女入れ替えとなるのですが、女性大浴場は最初、内湯も露天風呂も【熱め】でした。
が、夜10時に入れ替えとなった後に別の方の大浴場に入ると内湯も露天風呂も【ぬるめ】で、合計4種類の湯温の湯船に入ることが出来ました。
一番低い湯温で38℃
一番高い湯温で43℃

1℃~2℃のわずかな湯温の違いでも体に合う、合わない、がよく分かり、私には40℃が一番長くゆったりのぼせずに浸かっていられる温度と言うのが分かりました。
単純温泉ではありますが湯冷めしにくく、かつ汗もサッとひく心地の良いお湯でした。

こちらの温泉から車で40~60分圏内に、上高地・飛騨高山・乗鞍スカイライン・新穂高ロープウェイ、と沢山の観光地が点在しており、連泊して奥飛騨温泉郷を基点に信州と飛騨を旅することも可能です。

奥飛騨温泉郷はどこの宿も1泊2食の宿泊代金も8000円~15000円と比較的手頃ですので、GO TOキャンペーンが再開した場合には非常に利用価値がある温泉郷だと思います。

ただ1つ
奥飛騨温泉郷はどこも古い建物の宿が多いのと、2階から3階建ての低層建物が多いため、エレベーターが付いていない宿が多いです。
と、なるとご高齢の旅行者には建物内移動が少し厳しいのではないかなとも感じました。

e-温泉マイスター講座の終了レポート「あなたの勤務する旅館・ホテルの温泉分析書を見て、源泉名・泉質名およびPRポイントをPRして下さい。」から

【e-温泉マイスター(マイクロラーニング)】
  一講座10分程度のスキマ時間で「温泉学」の基礎が学べます。
  温泉マイスター講座 受講料 12,000円
  e-ラーニングで30講座を学び、終了問題とレポートが合格すると
 「e-温泉マイスター」として認定されます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?