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映画:プリシラ Priscilla  時代の「神」に対し、最後まで闘いを貫いた女性プリシアを追う、ソフィア・コッポラ監督の視点の徹底ぶりが光る一作。

世間の評判がイマイチなので少々身構えて見始めたが、その心配は無用だった。

よくある批判は、
「ソフィア・コッポラ監督は、プリシア視点を描くばかり」

当ブログはこう思う。
「それって、神同様な存在だった エルビス・プレスリー の立ち位置解ってないんじゃね?」

その時代にエルビスと離婚しても、誰も理解するはずもない。
そんなタイミングの逸話だからこそ、こうして映画化する価値があったわけだ!


ソフィア・コッポラはその点で徹底的に「神要素」を剥ぎ取る。
彼の音楽をまともに聴かせることを拒否し続ける。
彼の楽曲そのまんま使用はほぼ皆無で、オルゴールの音などに化けて登場(笑)
歌っていても後ろ姿とか、これでもかと剥ぎ落とす!
やるなあ〜


というわけで、ソフィア・コッポラ監督が自分の持ち味を十二分に発揮していると感じた。


で結論。

結論:その時代の「神」に対し、最後まで闘いを貫いた女性プリシアを追う、ソフィア・コッポラ監督の視点の徹底ぶりが光る一作。


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