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西野亮廣さんの『夢と金』を読んで〜書評〜

夢と金

夢とお金は相反せず、夢を語り、お金を学び選択肢を増やすことこそが西野が伝えたいことの最大の理由です。

概要

本書は、芸人・絵本作家・映画製作総指揮など多彩な活動を展開する西野亮廣さんのビジネス書です。

タイトルの『夢と金』は、夢を叶えるために必要なお金の話をするという意味であり、夢とお金は相反するものではないというメッセージが込められています。

本書は大きく3つの章に分かれており、第1章では富裕層の生態系やラグジュアリーとプレミアムの違いなどを解説し、

第2章ではコミュニティやファン創造の重要性などを説明し、

第3章ではNFTやブロックチェーンなどの最新技術について紹介しています。

本書は、西野さん自身が実践してきたビジネスモデルや成功事例を多数紹介しており、読者に対して夢を語り、お金を学ぶことの必要性や方法を伝えています。

要約

第1章では、富裕層と一般層の何が違うのか、なぜビジネスにおいて富裕層を抑えなければいけないのか、富裕層に選ばれるサービスとは何かなどについて、図解も交えながらわかりやすく解説されています。

第2章では、機能ではなく人が検索される時代、ファンを作ることの重要性や方法などについて記されています。また、不便がもたらすコミュニケーションや応援シロの計算式なども紹介されています。

第3章では、海に沈んでいるお金の話から始まり、NFTやブロックチェーンなどの最新技術について紹介されています。西野さん自身がNFTで活動資金を作ったり、人を助けるためのお金を集めるツールとして活用したりした事例も紹介されています。

この本から得られるものは?

この本から得られるものは、夢を叶えるために必要なお金の知識やスキルです。西野さんは、「夢」と「お金」は相反関係にないと言っていますが、それだけではなく、「夢」だけを選ぶことはできないとも言っています。つまり、「夢」を追うだけでは不十分で、「お金」もしっかりと考えなければならないということです。

この本では、「お金」に関する様々な視点や考え方が示されています。例えば、「高価格帯」にクレームを入れるバカや、「正しいサービス」よりも「惚れるサービス」などです。これらは一般的に教わらないことですが、ビジネスにおいて重要なことです。

また、この本では、「お金」に関する最新技術やトレンドも紹介されています。例えば、NFTやブロックチェーンなどです。これらはまだ一般的に普及していませんが、将来的に大きな影響力を持つ可能性があります。この本では、これらの技術を理解し、活用する方法が示されています。

感想

この本を読んだときに説教されて気持ちがよかったとは思えなかった。多分人ごとなんだとおもう。お金を稼ぐというのが目的になってはいけないのはわかっていても、お金を手に入れて行動の幅を増やすことを前提としてみてしまうことは避けられないなぁと思いました。

子供も二人目が発覚し、稼がないといけない。それはどれだけ家事育児をしていても「お金がない」という最大の不安は隠せず、信頼も失っていく結果となると思います。

稼げないのなら協力しあって安く定めた時間を削った分のお金を稼ぎ、節約して少ない選択肢からえらんでいく人生にしていく。これがもっともつまらない人生だと思うし、好きなことに全力投球するスタイルで稼げるようになる。が1番理想な形だとも思う。結果はいずれついてくる。しかしそれまでのお金がない問題への不安が家族関係を壊し、精神を病んでいき、時間分の給料に満足してしまう。

夢を叶えるためにお金を使い、どう回していくかを改めて考えさせられる本でした。


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