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神々を先導した“道ひらき”の神様

当社の本殿の向いに鎮まります庚申塚こうしんづかには、日本神話にも登場する「道ひらき」の神様、猿田彦大神さるたひこおおかみがお祀りされています。

11基もの庚申像や庚申塔が集められたこの庚申塚は「日本三大庚申塚」の一つとされ、その多くが17世紀の中頃、今から約370年前頃のものと歴史の深いもの。

今月の「道ひらき」特別御朱印の主役もこの猿田彦大神となります…✨



◆“道ひらき”の神様「猿田彦大神」

今月の「道ひらき」特別御朱印は、当社本殿向かいにある庚申塚こうしんづかに祀られる“道ひらき”の神様「猿田彦さるたひこ大神おおかみの物語です😊

猿田彦大神は、私たちが人生の岐路で悩んだ時、行き先を照らして導いてくれる神様です。

当社の本社神輿ほんしゃみこし渡御とぎょにあたっても、列立ての先頭にほど近いところに立ち、先導をしています。

猿田彦大神に導かれて清まる御祭神の小野篁おののたかむら卿、菅原道真すがわらのみちざね公、神社の動物たち。

導かれる人の列には、当社に縁のあるレジェンド旅人の姿も…♪

猿田彦大神は天孫降臨てんそんこうりんの神話で、皇孫こうそんニニギノミコトが地上に降り立つ際に道案内をした神様であることから、物事のはじまりにお現れになり、全てを最善の方向へ導かれる神様として信仰されています



庚申塚こうしんづかのシンボル「三猿さんざる

当社庚申塚は、大阪の「大阪四天王寺 庚申堂」、京都の「大黒山金剛寺 庚申堂」と共に日本三大庚申にほんさんだいこうしんと呼ばれ崇敬を集めていた「喜宝院 入谷庚申堂」から遷祀されたものです。

約二ヶ月に一度巡ってくる庚申かのえさるの日に、みんなで"おこもり"(慎ましくして眠らずに過ごす)をして夜を明かした記念として建てられたのが庚申塚。

御朱印で登場する三猿さんざるとは、「見ない、聞かない、云わない」という庚申の日の”おこもり”の約束をわかりやすくシンボル化した存在なのです。

日光東照宮の神厩舎の彫り物でも有名な三猿ですが、当社の庚申塚の中にも多くの三猿が彫られていますので、お立ち寄りの際は是非探してみてください♪


◆新名所「道ひらきの梅」

そして令和5年10月、庚申塚前に新しい「道ひらきの名所」ができました。

当社の御本殿には御祭神の小野篁おののたかむら卿と相殿で、御配神である菅原道真すがわらのみちざね公がお祀りされています。

御神紋は、左三つ巴に”梅”鉢

道真公が愛し、ご神紋にもなっている“天神さまの象徴”といえるのが、「梅」です。

そんな梅の木を、菅原道真公をお祀りする全国の天満宮の本宗ほんそうである|太宰府天満宮《だざいふてんまんぐう》から恵与けいよいただき、道真公からよくご覧いただけるよう本殿の向かいに植樹を致しました🌸

天神様からも、参拝者の皆様からも愛されて育ちますように…😊


庚申塚前でいち早く春の到来を告げる「道ひらきの梅」は、他の花々に先駆けて1月末ごろから花を咲かせます。

ご参拝の際は、是非ご覧になってください🙂

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