マガジンのカバー画像

さくら詣

65
春は芽吹きの季節、様々な区切りが整い年度が改まる「はじまりの季節」でもあります。 生活の中にある文化や伝統的な習俗を丁寧に紐解くことで、豊かな日常への気付きとなれば幸いです。 新…
運営しているクリエイター

2022年2月の記事一覧

「桃の節句」特別御朱印のお知らせ

長かった冬も影をひそめ、春の到来に心躍る季節となりましたね😊 今月は、3月3日のひなまつりにちなんだ3種類の御朱印を授与いたします…🌺 ◆「桃の節句」特別御朱印3月3日は女の子の成長を祝うひなまつり。 大きな桃の向こうにいるのは、おだいり様とおひな様の姿をしたネコ!  かわいいおだいり様とおひな様を、御祭神の小野篁公や御配神の菅原道真公が祝福します🎵 「桃の節句」という美しい名前で親しまれているひなまつりですが、「上巳の節句」という行事が元になっています。 ひなま

菅原道真公の、5歳で詠んだ歌が“エモ”過ぎた

寒さが厳しい日々が続いていますが、昼の日差しがだんだんと強くなり、季節が確実に巡っていることを実感いたします。 当社でも、様々な花が芽吹きを迎えていますので、ご参拝の際には、どうぞご覧ください😊 2月は「雪解け」をテーマに、寒さに震えながらも春を待つ「梅花」特別御朱印を授与しております…🌺 梅の花といえば、当社の御配神である学問の神様 菅原道真公が愛された、御神紋にもなっている花ですね。 ということで、今日は梅と道真公についてのお話です♪ ◆道真公と梅当社の御配神で

「祈年祭(きねんさい)」と書いて「としごいのまつり」と読む

1年で最も寒いとされる2月。 寒さが厳しい日々の中でも、春を感じられる日が増えてきたように感じます。 春が近づくと気持ちも明るくなりますね😊 さて、今回は毎年2月に宮中並びに各地の神社で行われる「祈年祭」についてのお話です。 ◆春を寿ぐ「祈年祭」毎年2月17日には、「祈年祭」という“これからの1年が豊かな良い年であるように と祈るとともに、国家の安泰を祈願する重要なお祭り”が行われます。 このお祭りは、稲の美称である「とし」、祈りや願いを指す「こい」を用いて、「としごい