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さくら詣

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春は芽吹きの季節、様々な区切りが整い年度が改まる「はじまりの季節」でもあります。 生活の中にある文化や伝統的な習俗を丁寧に紐解くことで、豊かな日常への気付きとなれば幸いです。 新…
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2021年4月の記事一覧

「端午の節句」特別御朱印のお知らせ

風薫る爽やかな季節となりました…🍃 清々しい陽気の中、来る5月の第三週末には当社の大祭が執り行われます。一年に一度の大きな祭りの機会。大切なのは深く真摯に向き合い、清らかな気持ちに立ち返ること。 今年の大型連休も例年通り…とはいかず、なにかとお疲れの方も多いと思います。 時節柄、日々変化する社会情勢を踏まえながら、決してご無理の無い適切なご判断を頂き、万全の体調にてご参拝を頂ければ幸いです。 こういった世情の中で、神社としての本意を伝えるものとして「遥拝」特別御朱印を昨

令和3年「大祭」のお知らせ

風薫る清々しい季節の中、この5月第三週末には当社の「大祭」が執り行われます。 一年に一度の大きな祭りの機会。コロナ禍ということで、神輿に肩を並べるいつものお祭りは出来ませんが、大切なのは深く真摯に向き合い、清らかな気持ちに立ち返ること。 日々変化する社会情勢を踏まえながら、決してご無理の無い適切なご判断を頂き、万全の体調にてご参拝を頂ければ幸いです。 5月14日(金)宵宮 5月15日(土)大祭式 5月16日(日)感染症終息祈願祭(午後3時~於本殿)※今年は感染症対策の為

平安時代を偲ばせる雅な行事「曲水の宴」 当社御祭神と菅原道真公とのフシギなご縁とは?

今月の御朱印のモチーフとなっている「曲水の宴(きょくすいのえん)」。今回はそんな雅な行事についてご紹介します…🎵 4月の特別御朱印は桜の下、曲水の宴に興じる御祭神たちがモチーフとなっています🌸 【曲水の宴とは】曲水の宴とは、平安時代に流行した貴族文化で、参加者は曲水の庭園の上流より流される酒盃が自分の前を過ぎる前に、お題に沿った和歌を作り、お酒を頂くというルールの歌会です。 関東の方は馴染みのない方も多いかもしれませんが上賀茂神社(京都)や毛越寺(岩手)、太宰府天満宮(

御祭神小野篁公の孫!? 謎多き平安のミステリアスガール「小野小町」特集!

ようやく春らしい過ごしやすい日になりました🌸 お天気の日が続くと、それだけでも気持ちが晴れやかになりますね😊 ここ2,3日は、東京にも春らしい雨が降っていましたが、4月の御朱印は「春の長雨」を題材にした小野小町の有名な歌が題材となっています。 特別御朱印の中でも歌を詠む姿も披露している小野小町ですが、平安初期の女流歌人で六歌仙のひとり、当社御祭神である小野篁公の孫にあたるとも伝えられている人物です。 そして絶世の美女だったと伝えられていますね💕 今回は、そんな小野小町

「花見」は日本特有の文化だった!? 立役者となったのはあの暴れん坊将軍!

日本人が大好きな桜🌸 例年桜の季節になると、気の知れた仲間たちと集い、桜の木の下で御馳走を広げて宴をする『花見』をする姿が見られますね。 今年はまだ大勢で集うのは厳しい情勢ですが、実はこの花見、日本特有の文化だということを知っていましたか?👀 今月の当社御朱印は満開の桜のもと、「曲水の宴」を行う御祭神や動物たちをモチーフに奉製いたしました。もうご覧になりましたか😊? 『花見』を構成するのは群れて咲く「桜」、酒や食べ物などの「御馳走(ごちそう)」、訪れる「たくさんの人た

稲荷神社 「例祭」特別御朱印のお知らせ

いつも小野照崎神社にお参りをいただきありがとうございます😊 当社の境内には、古く地元の人々に愛されているお稲荷さんがあります。 この稲荷神社は、江戸時代の地誌である『江戸砂子』にも「この稲荷霊験深く」との記述が残る古いお社で、戦後に合祀された織姫神社と重ねて恋愛、技芸や仕事のご縁を結ぶ「むすびの神様」として深い信仰があります。 例年、旧暦の午の日に例祭を斎行していますが、今年は、4月4日が例祭日ということで、ご縁も深いこのお社をご紹介をさせていただきます。 ◆稲荷神社