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秋詣2023

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来たる秋のはじまりに、移り行く四季を感じながら「秋詣」として心新たにお参りを頂ければ幸いです。 収穫の秋、読書の秋、食欲の秋、行楽の秋、スポーツの秋、などと、秋は多様な呼称がある… もっと読む
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#日本書紀

天皇が「知らす国」日本

今回は日本最古の歴史書である『日本書紀』についてのお話の続きです。 今回は日本最古の歴史書『日本書紀』についてのお話ですが、「『日本書紀』は難しい」というイメージを持つ人は多いかもしれません。 確かに、『日本書紀』を読む際には翻訳や背景の理解が必要で、内容も難解な部分があります。 しかし、『日本書紀』に基づいた昔話や童話も多く存在するため、実際に読んでみるとどこかで聞いたことがあるような、なじみ深いお話も多くあります。 では、今回も日本書紀の世界へと誘います✨ 神話に

『日本書紀』を知る! 天照大神が授けた“三つのお告げ”とは

今回は日本最古の歴史書『日本書紀』についてのお話ですが、「『日本書紀』は難しい」というイメージを持つ人は多いかもしれません。 確かに、『日本書紀』を読む際には翻訳や背景の理解が必要で、内容も難解な部分があります。 しかし、『日本書紀』に基づいた昔話や童話も多く存在するため、実際に読んでみるとどこかで聞いたことがあるような、なじみ深いお話も多くあります。 また、相撲に結婚・離婚、稲作や皇室など、“様々な物事のはじまり”が描かれている書物でもあり、日本の原初を知る上で大きな

最古の歴史書『日本書紀』を読む② ~天皇が「知らす国」日本~

今回は前回に続き、日本最古の歴史書である『日本書紀』についてのお話です。 『日本書紀』は歴史書ですし、読むには翻訳や背景の理解が必要かつ内容も難しい…というイメージがある人も多いかもしれません。 しかし、どこかで聞いたことがあるような神話をベースにわかりやすく語られており、相撲に結婚・離婚、稲作や皇室など、“様々な物事のはじまり”が描かれている書物で、日本文化の原初を知る大きな手がかりでもあります。 『日本書紀』には、日本の成り立ちそのものが描かれており、現在に繋がる様

最古の歴史書『日本書紀』を読む① ~天照大神が授けた三つの神勅~

今回は、日本最古の歴史書である『日本書紀』についてのお話です。 『日本書紀』は歴史書ですし、読むには翻訳や背景の理解が必要かつ内容も難しい…というイメージがある人も多いかもしれません。 しかし、どこかで聞いたことがあるような神話をベースにわかりやすく語られており、相撲に結婚・離婚、稲作や皇室など、“様々な物事のはじまり”が描かれている書物で、日本の原初を知る大きな手がかりでもあります😊 実際に読んでみると、日本の国柄への理解が深まるだけではなく、分かり易く怒ったり、拗ね

日本書紀に記された「治す(シラス)」という言葉が深いから紹介したい

今年は、720年に完成した日本の最古の正史『日本書紀』が編纂されて1300年の記念の年。 『日本書紀』は歴史書ですし、当然現代で読むには翻訳や背景の理解が必要で、とっかかりづらいイメージがあると思うのですが、実際に読んでみると、日本の国柄というものへの理解が深まるだけでなく、怒ったり、拗ねてみたり、喧嘩をしたり……どこか人間らしさを感じ、遠い存在だと思っていた神様を身近に感じることができる本です。 また、『日本書紀』に基づいた昔話や童話も多く存在するため、実際に読んでみる

今年は『日本書紀』編纂1300年の記念イヤー

今年2020年は、日本における最初の対外的な国史が記された歴史書である『日本書紀』が編纂されて1300年の記念の年です。 日本人は昔から「お米」と稲作を大切にしてきました🌾 実は、この『日本書紀』と「お米」は深いつながりがあるんです。 日本書紀に記された神話の中でも、日本は”稲穂が豊かに実る国“という意味の「豊葦原瑞穂国(とよあしはらのみずほのくに)」と呼ばれ、今も年間を通して稲にまつわる祭事や行事がたくさんあります。 ◆今月来月は、収穫感謝のお祭り月! 宮中をはじめ全