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秋詣2023

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来たる秋のはじまりに、移り行く四季を感じながら「秋詣」として心新たにお参りを頂ければ幸いです。 収穫の秋、読書の秋、食欲の秋、行楽の秋、スポーツの秋、などと、秋は多様な呼称がある… もっと読む
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#重陽の節句

【9月9日】ゾロ目の9が福を招く?「重陽の節句」

9月9日は五節句のひとつ、「重陽の節句」の日です😊 9月9日のように奇数の重なる月日は、めでたいながらも「陽の気が強すぎるため注意が必要」ともいわれ、こうした季節の節目となる日を「節句」という形でお祝いと同時に、様々な方法で厄払いの行事を行います。 5月5日の「端午の節句」や7月7日の「七夕の節句」は、今も「子供の日」という祝日だったり、各地で「七夕」にちなんだ行事が残っており印象が強いですよね! それに比べると、「重陽の節句」は現代ではなじみが薄いかもしれません。

「重陽」の詩には、涙なしには語れないドラマがあります💧

今月授与を行っております「重陽」特別御朱印は、五節句である9月9日の「重陽の節句」がモチーフです。 「九月九日」は、最大の陽数である「九」が重なる縁起がよい日。 御朱印には、大輪の菊の花が咲く暖かい雰囲気の中、当社 御配神の菅原道真公がお詠みになられた「九月十日」の詩が添えています。 「九月十日」は、「九月九日」の「重陽」に対する題なのですが、この裏には涙なしには語れないドラマがあるのです…! ◆道真公が詠んだ、残菊の詩「秋思」 物語は、「九月十日」が詠まれる1年前ま

🌙9月の特別御朱印🌕

まだまだ暑い日も続きますが暑さも峠も越え、暦の上では秋を迎えました。 朝晩の気温の変化や風の音に季節の移り変わりを感じるような日も増え、少しづつ、夏の終わりを感じられます…🎐 ◆「画之神」特別御朱印これからますます涼しさが増して秋を迎える頃ですが、紅葉を楽しむはもう少し先…。 のはずなのですが、芸術・芸能の神様である小野篁公がひと足先に紅葉を描くと、青々としたモミジやイチョウはみるみると秋色に彩られます。奇跡を目にして喜ぶ神社の動物たち! 「博学広才ニシテ 人ノ及バ不

「中秋の名月」 秋の月はなぜきれいに見える?

だんだんと夜も長くなってきて、月を楽しむのにもぴったりな季節になりました♪ 秋の月の代表ともなる「 中秋 の名月」まで、あともう少し! 今日は、この秋の象徴である「月」を掘り下げます🙂 2021年の「中秋の名月」は? 中秋の名月とは、太陰太陽暦の8月15日の夜に見える月のこと。 令和4年は9月10日(土)が中秋の名月にあたります。 昔は、現在の暦で8・9・10月頃である旧暦の7・8・9月を「秋」としていました。 旧暦の8月15日は秋のちょうど真ん中にあたりますが、こ

9月9日は「重陽の節句」 どんな日なの?

9月9日は五節句のひとつ、「重陽の節句」の日です。 9月9日のように奇数の重なる月日は、めでたいながらも「陽の気が強すぎるため注意が必要」ともいわれ、こうした季節の節目となる日を「節句」という形でお祝いと同時に、様々な方法で厄払いの行事を行います。 5月5日の「端午の節句」や7月7日の「七夕の節句」は印象が強いですよね! それに比べると、「重陽の節句」は現代ではなじみが薄いかもしれません。 一体どんな節句なのでしょうか…? 最大の陽数が重なる「重陽の節句」 平安時代に

名歌「秋思」から「九月十日」へと繋がる菅原道真公の激動の1年 

「重陽」特別御朱印は、9月9日の「重陽の節句」がモチーフです。 御朱印に添えられているのは「九月十日」という、当社ご配神の菅原道真公が詠まれた詩。 簡潔ながらも強い想いがにじむ詩ですが、この詩が詠まれた背景には涙なしには語れないドラマがあるのです…! 物語はこの詩が詠まれる1年前までさかのぼります。 ◆道真公が詠んだ、残菊の詩「秋思」 「九月十日」が詠まれる1年前のこと。 道真公は重陽の節句の翌日(9月10日)に行われた残菊の宴の席で、醍醐天皇ご臨席の傍ら「秋思」と

「9月の特別御朱印」のお知らせ

厳しい残暑も徐々に和らぎ、風に秋を感じられるような過ごしやすい日も増えて参りました。 夏の終わりが感じられますね…🎐 あんなに暑かった夏が、立秋を過ぎて2,3週間であっという間に秋へと移ろう様は毎年驚かされます。 それでは、9月からの特別御朱印のご紹介です…♪ ◆「月詣」特別御朱印9月「月詣」特別御朱印では、御祭神や神社の動物たちが大きな月を眺めて月詣♪ 見事な満月の下、月見団子を供え、月見を楽しむ御祭神の小野篁公。 月のうさぎは餅をつき、天女スタイルのイノシシと

9月9日の「重陽の節句」ってどんな節句?

9月9日は五節句のひとつ「重陽の節句」の日です。 9月9日のように奇数の重なる月日は、めでたいながらも「陽の気が強すぎるため注意が必要」ともいわれ、こういった季節の節目となる日は「節句」という形で、お祝いと同時に、様々な方法で厄払いの行事を行います。 なんとなーく イメージありますよね🙂 しかし、5月5日の「端午の節句」や7月7日の「七夕の節句」に比べ、「重陽の節句」は現代ではなじみが薄いかもしれません。 一体どんな節句なのでしょうか…? 最大の陽数が重なる「重陽の

名歌「秋思」と「九月十日」をつなぐ、菅原道真公の深すぎる1年

今月の特別御朱印は、9月9日の「重陽の節句」がモチーフです。 御朱印に添えられているのは「九月十日」という、当社ご配神の菅原道真公が詠まれた詩。 簡潔ながらも、強い想いがにじむ詩ですが、物語はこの詩が詠まれる1年前にさかのぼります。 この歌の背景には、涙なしには語れない物凄いドラマがあるのです…🖌 ◆道真公が詠んだ、残菊の詩「秋思」 まずは「九月十日」が詠まれる1年前。 道真公は重陽の節句の翌日(9月10日)に行われた残菊の宴の席で、醍醐天皇ご臨席の傍ら「秋思」と

「重陽」特別御朱印のお知らせ

厳しかった残暑が和らぎ、朝夕はだいぶ過ごしやすくなってきましたね。 今年の夏も本当に暑い日々が続きましたが、徐々に風に秋を感じる季節となって参りました。 9月は、当社が上野照崎から現在の入谷の地へ御遷座(お引っ越し)した大事な記念の月⛩ 毎年氏子をあげて、御遷座当日である9月19日に「秋季例祭」が斎行され、秋分の日である23日には神賑として「足利学校/雅楽の夕べ」と題した日本文化を知る講演と雅楽の奉納演奏が、本殿前の特設舞台にて行われます。 残念ながら、本年は新型感染