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秋詣

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来たる秋のはじまりに、移り行く四季を感じながら「秋詣」として心新たにお参りを頂ければ幸いです。 収穫の秋、読書の秋、食欲の秋、行楽の秋、スポーツの秋、などと、秋は多様な呼称がある…
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2020年11月の記事一覧

12月の御朱印のお知らせ

早いもので12月。境内のイチョウもすっかり色づき、はらはらと葉を落としています🍂 年の瀬も迫り、忙しさを感じている方も多いのではないでしょうか。 12月は年の納めの月。そして「年越えの大祓」も控える「清めの月」でもあります。 身体の汚れや疲れだけでなく、知らずのうちに身体に溜まった心身の不浄まで祓い清めて、元気なこころで新たな年を迎えましょう。 【感染症にかかる諸対応について】 感染症の拡大防止、混雑緩和に向け、全ての御朱印を [ 書き置き(紙)のみの頒布 ] と

かつては「勤労感謝の日」ではなく「新嘗祭」という祭日だった

今月、11月23日は「新嘗祭(にいなめさい)」 宮中をはじめ、日本全国の神社で一年の実りに感謝するお祭りが行われます。 今月の御朱印モチーフは「新嘗祭」。稲作の一年と儀式の様子を描き、先月の神嘗祭から見開き4面が屏風のようにつながる特別なあしらいとなっています。 新嘗祭が行われる11月23日は、現在では国民の休日である「勤労感謝の日」にあたります。 勤労を尊び、生産を祝い、国民が互いに感謝し合う日が勤労感謝の日です。 「新嘗祭」として、その年の勤労で結んだ成果を国民一体

とっても深い「結び(むすび)」という言葉の意味 そのルーツは日本神話にあり!

今月の当社の御朱印で、キーワードとなるのが「結び」という言葉。 皆さんは「結ぶ」という言葉で何を思い浮かべますか? 「結ぶ」という言葉には、“ひも状のものをくくる”という意味のほかにも「繋げる」「まとめる」「創る」「固まる」「締める」のようなさまざまな意味があり、「人と関係をむすぶ」「契りをむすぶ」といったご縁や心をつなぐ意味でも使われます。 古来、“願いを込めて結ぶことは、人の想いまでをも留まらせることができる”と考えられていました。 神社でも「しめ縄」という形で幾重に

「立皇嗣(りっこうし)の礼」ってどんな儀式なの?

昨年の5月1日、今上陛下は上皇陛下から「天皇」の御位を承継されました。それに伴い、弟君である秋篠宮親王殿下が皇位継承の第1順位にある「皇嗣」というお立場を承継することとなりました。 11月8日に行われる「立皇嗣の礼」は、秋篠宮殿下が皇嗣のお立場になられたことを国内外に宣明する国を挙げての儀式です。感染症の影響により、本来4月19日に行われる予定でしたが延期・縮小となりました。 想いを新たに、日本国の象徴として、ご兄弟で新たな一歩を踏み出します。 「皇嗣」ってどんな役割な