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初詣2024

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新しい年のはじまりに、心新たにお参りを頂ければ幸いです。 生活の中で馴染みが薄い文化や伝統的な習俗も丁寧に紐解き、お伝えできればと思います。
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2023年1月の記事一覧

百人一首「わたの原…」に見る小野篁公 波乱の旅路

早いもので令和5年の一月も、もう半分が過ぎました。 寒の入りとともに、寒さが一段と厳しくなってきたことを感じます。 当社では今月、年の最初のご縁日である1月19日に、「新年祭」を執り行います。 新年祭とは、新年にあたり昨年一年間、大神様にお守りいただいた感謝を捧るとともに、今年の弥栄と感染症の収束を祈り上げるお祭りです。 公への祈りを共に捧げる日としてお過ごしをいただければ幸いです。 ◆特別御朱印「初詣」の和歌今月授与している「初詣」には、百人一首でも有名な和歌が記さ

お正月の「獅子舞」は、なぜ頭を噛んでくる?

新しい年を迎え、皆さま清々しくお過ごしのこととお喜び申し上げます。 三箇日の東京は寒い中でも太陽の下ではぽかぽかとあたたかく、青空が広がる素晴らしい陽気をいただいてのお正月となりました…✨ 今年も本殿には、戦前以来“80余年ぶり”にお目見えした獅子を設え、皆さまをお迎えしました。 今月授与しております「迎春」特別御朱印も、この「獅子舞」がモチーフです。「疫病退散」を祈念し、芽出度くあしらいました🎵 今回はそんな「獅子舞」についてのコラムです👀 ◆正月の縁起物「獅子舞

お正月は「七草がゆ」で〆る

年が明けて、皆さま思い思いにお正月を過ごされたことと思います😊 生活様式は変化しましたが、やっぱり「お正月」は嬉しいものですね🎍 青空広がる清々しい陽気の中で初詣に行かれた方、今年も密を避けて大切な人とゆっくりお過ごしになられた方など様々と思いますが、そんな「お正月」、一体いつまでがお正月と呼べる期間かご存知ですか…? 意外と知らない 「正月」はいつまで?そもそも「正月」というのは太陰太陽暦の「最初の月」のことなので、「1月いっぱい」という回答もあながち間違いではありま

新年の運試し! “おみくじ”は“神様からの手紙”

新年を迎え、初詣の際に来る1年の願掛けとして、おみくじを引かれる方も多いかと思います😊 おみくじは、いうならば“神様からのお言葉”。 結果がいい場合も悪い場合も、おみくじには“今のご自身に必要なこと”が書いてあります。 運命は必ずや自ら切り開くことができます。結果が悪い場合も気落とすのではなく、おみくじに書かれた神様からの言葉をよく読み、心掛けてお過ごしください。 境内にはみくじの掛け所もございますが、書かれた言葉を自らの心に照らし合わせ、是非ご自宅までお持ち帰りいた

お正月の「めでたさ」がわかる 3つの理由

新年明けましておめでとうございます。 昨年は多くのご参拝、心からの御崇敬をいただきましたこと、心より御礼を申し上げます。 年明けにかけて行われるカウントダウンや、親しい人と集まっての年越し…お正月は、ワイワイ過ごすイメージが強いのではないでしょうか。とはいえおうちでまったり寝正月も魅力的ですね😊 そしてお正月のイベントで欠かせないのが、年のはじめに一年の感謝を捧げて、新年の無事と平安を祈願する「初詣」。 この初詣は、一般的になったのは明治以降と比較的新しい慣習だったりし