見出し画像

ヨーロッパの鉄道輪行とパリルーベの受付の話

今回は前回の飛行機輪行の続きで、現地に行ってレースの受付をする回です。
このパリルーベチャレンジはレースではなくファンライドですが、便宜上レースと称します。



パリルーベとは

パリルーベ、去年はパンクしたまま走っていた選手のカーボンホイールがひしゃげる動画が有名になりましたが、もはや走れる自転車のセルフ耐久テストとも云えるレース

上記は2022年のTEASERビデオ、21年秋のレースの様子が使用されています。過去稀に見ないほどの悪天候の中で走ったため、動画の題名は”ようこそ地獄へ”となっております。案外気安に逝けるものなんですね、地獄って

輪行でフランスのLille(リール)へ

さて、今回の工程としてはデュッセルドルフからアーヘン、リエージュ、ブリュッセルを経由してルーベ近郊のフランスはリールを目指します。

複雑な工程のためうまく表示出来ず、でも上の二回乗り換えが一番早くて楽


ひとまず輪行状態でアーヘンへ。理由は後述しますが、今回の行程では輪行状態が必須となります。

まず乗り込むのは東急東横線の二番煎じに黄色装飾したような電車でベルギーのWelkenrathへ

その後I Cに乗り換えてブリュッセルmidiへ

ICでドナドナされる自転車

このI Cは普通に輪行状態でなくとも問題はありませんが、問題は次の乗り継ぎです。


TGVです

やぁ

のだめカンタービレなどで出てくるなど、何かと日本人からでも有名な列車。レールの上を走る電車としては世界一の速度の574.8km/hを出すくらいのアホ性能。なお、最高時速を出した時は全部が動力車というガチ仕様、非常に大人げない。営業列車は320km/h位と東北新幹線みたいな感じ。

一部Wikipediaより抜粋

そうです、フランスの高速鉄道のTGVです。これは自転車を素っ裸では入れてはいけない車両だったためです。(もしかしたら国境をまたぐためアウトなのかも、課金すれば出来る車両もあるため要確認です。)ただし、袋に包んだ状態であれば課金なしで乗れるとHPにも載っています。

https://www.sncf-connect.com/de-de/hilfe/mit-dem-fahrrad-im-zug-reisen


TGVのINQUI(イヌイ)という種別に乗ってリールに到着。初のTGVということなどもあり、興奮していました。ただTGVは自転車を袋に入れないといけない、且つ荷物おきスペースが棚のみと自転車の置く場所としてはテラスのようなスペースかドアの前で自転車と一緒に床に座るという方法しかないです。
ということで自転車の置き場所争奪戦に敗北したため、敗者は泣く泣くドア前でストリートチルドレンとなりました。
この時すでに3人がロードを持ち込んでおり、同じ地獄を目指しているのかと勝手に仲間意識を持っていました。


ひとまずリールヨーロッパ駅に到着

マルセイユまで行くらしい、寝過ごしたら終わり

リールでは自転車を輪行状態から解いて行くことに。流石に宿泊地までは肩が凝りそうです。
今回は事前にレース当日の前日に雨予報が出ていたので、ホイールの構成を急遽変更。本当はリア80mmフロント50mmにしようと思っていたのですが、フロントをアルミの軽量ホイールに変更です。詳しい構成や調整等は次回に書こうかと思います。

本当はリアを変えたかったのですが、リアのホイールだけはアルミを所持していないため、このようなゲテモノ構成となりました。
自分で言うのもあれだけど非常にダサい


いよいよパリルーベチャレンジの受付へ

さて、そんなこんなで、宿泊先に荷物等を置いてからスタートナンバーのピックアップです。自転車で行っても良いですが、盗難防止用の自転車預け入れスペースではお金がかかるのに加えて、天気が悪く本番前に自転車が汚くなるのがわかっていたため、身分証とバーコードだけ持って会場に向かいました。

地面がべちょべちょ、自転車で来なくてよかった


15時から受付開始とのことなので、それまでは出店を見ることに

初のレースということもあり、出展にワクワクしてました。

SHIMANOのブース
旧Duraのローター、やっぱりこれが一番格好良いローターだと思う
Di2の試乗や過去の選手の自転車が展示

極め付けは、パリルーベ関係のグッズです。自身は公式のtrikotを買いました。99ユーロ、1万5千円ですね。takaitte,majide

他にもたくさんのグッズもありましたが、金銭的な面でこのTrikotのみで我慢、次回出た時に買おうなどと浅はか甚だしい考えを持っていました。

もちろん、チームジャージもあります


受付開始!

このとき自分の走る距離見て既に少し後悔してた

そうこうして15時になりスタートナンバーのピックアップの開始です。
番号は事前に申告されるのではなく、先着順に割り振られていくため自分は1029番という比較的若い番号をもらいました。あと二個順番遅ければ素数だったのに,,,,,,



さて何がもらえたんだろうかな,,,,,,

?!?!!!?!?!??!?!?!!?!

写真;異様に長い工程表、石畳区間は合計29個あるとのこと。

思わず、写真のコメントと本文を逆にしてしまう

脳のバグ

長すぎない?????????
ステムにも貼れんよ、どこにはれと????

結局トップチューブ上につけましたが、フレームバックのせいで見づらいし、視力も低いので走行中に見れないというオチ。

本当に情報量多いし、そもそも細かすぎて見れない。

先駆者(参考にした動画に飛びます)では70km部門ということもあり、短かったのですがもうすでにこのシールを見て明日走ろうか脳内会議が行われました。

脳内会議の様子


一度☆5の石畳を視察することに

今回はフランス在住の中日ドラゴンズファンの方にサポートしていただき、ご厚意で事前に☆5のアランベール(セクター19、75.2km地点)を見ておくことに。中日は今年はベスト3には入ってほしい

??!?!?!????!??!?

?!?!?!?!!!???!??!??!

ただ単に石が落ちてるだけやん!!!

?!?!?!?!!!???!??!??!

リム打ちオンパレードやんけ!!!

?!?!?!?!!???!??!??!

しかもちゃんと勾配あるやん!!!!

?!?!!!???????!??!??!



そうです、今年のパリルーベの男子プロでもチューブレスレディタイヤが剥けるという以上な事態をしでかすほどに自転車が走って良い場所ではありません。しかも当日は柵や観客で側道に逃げられないという☆5確定演出。というかここは正直☆6と言っても良いのではと,,,,,,

↑戦犯、許さん


さぁ、またここで脳内会議です。

ここで完全に頭の中におぼろげながらDNSというワードが浮かんできました。

朧げな本人を出したいけど肖像権あるので我慢

意気消沈しながら明日の出発に備えて今夜は早く寝ようということで、今日は終了。

あれ、☆5って3つあるんだよね?????


ここで案じても仕方がないということで、悟りを開いて寝ることにしました。

さて、今回はここまで。くだらない内容ながらここまで読んでくれてありがとうございます。
次回はパリルーベチャレンジ本番です。では。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?