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シャウエッセン火星人丼

色々なことが一段落して、一段落していないものももうすぐ一段落になるであろうと予測されるので、ここ暫くは僕の心に余裕が出来ている。余裕が出来ると余計なことを考え始める。自ずと余計なアイディアも湧こうと云うものだ。その余計なアイディアというのは、クレイジーケンバンドのニュウアルバム「火星」にちなんで、火星丼は出来ないかと云うものである。何をどうすれば火星になるだろうか。真剣に考えた結果、ご飯の上に火星人を置けば良いであろうと云う結論を得た。火星人と云えば昔からタコ型の風体をしていることになっている。タコと云えばウインナーである。タコウインナーをご飯に載せれば火星丼にかなり接近するであろう。ここでまた余計なアイディアが出た。赤いウインナーとかをタコにするのではなく、シャウエッセンでタコを作れないものであろうか。ネットで検索したら、シャウエッセンでも飾り切りをしている人がおられた。何だ一番乗りじゃないのか。それでもチャレンジしてみたいと思う。

日本ハムのシャウエッセン

と云うことで、日本ハムのシャウエッセンを用意した。これでタコウインナーならぬ火星人ウインナーを作ってみる。シャウエッセンに包丁で切れ目を作って、火を通す。茹でるのか、焼くのか。これも暫しの考慮の後に、電子レンジで調理を選択した。茹でると中の旨味やら何やらがお湯に流出してしまうだろうし、焼くのはそれもまた流出の恐れがある。電子レンジが時間も手間もかからずに良かろう。早速作ってご飯の上に載せてみた。

シャウエッセン火星人丼その1

シャウエッセン火星人丼その1、こんな風になった。どうにも見映えのしない火星人である。まずこの時点でシャウエッセンがタコウインナーに向いていないことが判る。粗挽きが売りであるシャウエッセン、包丁を入れるとその粗挽き部分が邪魔になって、綺麗に切ることがなかなか難しい。そして加熱しても足部分がくるっと丸まったりはしない。俺は誇り高きシャウエッセンだ、タコになどなってたまるか、そんな声が聞こえたような気がした。幻聴か。

シャウエッセン火星人丼その1

ウマウマウー。味はもちろんシャウエッセンであるのでウマイ。食べる時に歯が皮にくっと入ってパキッとする独特の食感は、こうして飾り切りをすることで大きく損なわれてしまった。火星への夢は潰えたのか。

シャウエッセン火星人丼その1

ゴマで火星人の目を作ってみた。ちょっと可愛くなってしまって、食べ辛くなった。なかなか思い通りに行かないものである。ふとここでまたアイディアが湧いた。シャウエッセンはタコウインナーにするには長さが長いのだ。これを半分に切ってから作るのはどうか。そうしたら飾り切りがやりやすいように、斜めに半分に切れば良いのではないか。早速その方向性でまた火星に挑むことにする。マーズアタックである。違うか。

シャウエッセン火星人丼その2

シャウエッセン火星人丼その2である。今度は丼上の火星人もかなり賑やかになった。足部分が上手く反った個体も現出した。自画自賛の火星人襲来である。

シャウエッセン火星人丼その2

ご飯を火星の大地らしいカラーリングにすべく、挽肉の甘辛く炒め煮したのを敷き詰めようかとも思ったが、それはそれでまた火星丼、または火星の大地丼として考えようと思う。ちょっと面倒に思えたのも要因ではあるが。

シャウエッセン火星人丼その2

ウマウマウー。ウマイ上に食べやすい。一口火星人である。飾り切りはキッチン鋏でやってみた。子供の頃、家は洋服の縫製をやっていたので、鋏は身近にあった。使っていたのはちょっと大きめの裁ち鋏。それで紙を切っては怪獣だ妖怪だなどと喜んでずっとチョキチョキと遊んでいた。なので鋏を使うのはちょっと得意だと自負する。三つ子の魂百まで、である。

シャウエッセン火星人丼その2

ウマウマウー。大変にウマイのだが、火星人っぽさが足りない。またもやゴマで目を作ろうかと思ったて奮闘努力してみたが、なかなか上手くゴマが火星人に付着しない。どうしたものかと考えながら食べていたら、たまたまご飯粒がシャウエッセン火星人にくっついていたのを発見。ご飯粒で目を作れば良いではないか。

シャウエッセン火星人丼その2

これでなかなかに凶悪でおっかない火星人になった。いいぞいいぞ。宇宙からの贈りものであろうか。これで火星人も退治のし甲斐があろうと云うものである。火星人ゴーホーム。それも違うか。

シャウエッセン火星人丼その2

ウマウマウー。毎日暑いけれど、火星人パワーでがんばろうと思う。この夏を乗り切って、秋からはクレイジーケンバンドの火星ツアーである。実際に火星に行く予定はないけれど、今年もまた全国あちこちに行けるのを楽しみにしております。この夏も皆さんどうぞお元気で。酷暑お見舞い申し上げます。

末永くがんばりますのでご支援よろしくお願い致します♫