サッポロ一番 元祖ニュータンタンメン本舗監修 タンタンメン

僕が敬愛するサッポロ一番ブランドから、元祖ニュータンタンメン本舗監修タンタンメンの袋麺が発売された。元祖ニュータンタンメン本舗のタンタンメンは川崎のソウルフードと銘打たれているけれど、横浜市北東部で生まれ育った僕もかなり昔から食べ付けていて、僕のソウルフードと呼べないこともない。そしてサッポロ一番塩らーめんとみそラーメンは完璧なくらいに僕のソウルフード。ソウルフードとソウルフードが合体したのだからこれは僕の2021年重大ニュースである。

知らない方には一般的に云うところの担々麺と、この元祖ニュータンタンメン本舗のタンタンメンは全く違うモノであると云うことを御認識戴きたい。後者のタンタンメンのスペックをご紹介する。大量のニンニク微塵切りと挽肉を炒めて、そこに大量の唐辛子（追記：あまり辛くないタイプ）とスープと溶き卵を入れて太めストレート麺と合わせて出来上がりというのが川崎･横浜で云うところのタンタンメン。辛さは何段階かあってメチャ辛まで標準装備。更に辛くすることも可能（有料）。そして全く辛くなくすることも可能（唐辛子抜き）。店舗はフランチャイズで数多くあるけれど、それぞれの店舗でちょっとずつ味や辛さの度合いも違うので（それでいいのか）皆それぞれにお気に入りのニュータンタンがある。

タンタンメン大辛ニラ入り@元祖ニュータンタンメン本舗 京町本店（神奈川県川崎市）

タンタンメン中辛ニラ入り@元祖ニュータンタンメン本舗 東神奈川店（神奈川県横浜市）

ちなみに僕が一番馴染みがあるのは東神奈川店。たまにどうしても食べたくなる。そのままニュータンタン欲を満たさないで放置していると夢にまで出る。そんなニュータンタンのカップ麺が出たのが2019年。なかなかの出来映えであったけれど、今度はもっと自らのカスタマイズが可能な袋麺での発売となった。それも信頼の置けるサッポロ一番ブランドであるから期待度も大きい。早速作ってみる。

スープには辛味はあまりなく、別袋の唐辛子で辛さを調整するスタイル。まずは具ナシで作ってみよう。

タンタンメン、オプションナシバージョン。これはこれで潔い感じがする。唐辛子はオールイン。

本当にネギの一片すらない潔さ。イタダキマス。

ウマウマウー。この時点ではニュータンタンよりサッポロ一番だなと云う感じが物凄くあった。麺の感じも味付けの方向性もサッポロ一番だと深く頷ける。更に食べ進めてみると、スープはニュータンタンの味をなかなかに踏襲出来ているのではないかと感じた。実際に飲み比べてみたりとかはしないけれど、そして飲み比べたらああ色々違うと思うのだろうけれど、麺とのバランス的にはとても良いと思う。唐辛子もなかなかに辛い。ただ実際のニュータンタンのタンタンメンはあまり辛味がシャープでない唐辛子を使っていてスープが真っ赤になるくらい唐辛子が入っていてもそれ程辛くないのが特徴の一つ。その感じも恋しくなるのだが、やはり挽肉とニンニクと溶き卵がないと圧倒的に物足りない。これらは投入してやらねばならない。

タンタンメン、挽肉ニンニク溶き卵入りバージョン。何だか白っぽい出来上がりになった。溶き卵の入れ方がおぼつかなかったのかこうなってしまった。

白いタンタンメンと呼んでも良いくらいに赤が足りない。味はどうなのだろうか。イタダキマス。

ウマウマウー。ああかなりこれはニュータンタンっぽい。具が一斉に増えたせいか優しい味わいになっている。お店で食べる小辛くらいか。麺はスープをしっかり纏って食感も味わいもとても良い。さすがはサッポロ一番ブランドと思う。

ちょっと手間はかかるけれど挽肉ニンニク溶き卵は必須と考える。でももうちょっとお店の感じに寄せることは出来ないだろうか。やってみよう。

ニュータンタン、挽肉ニンニク増量溶き卵ダブル唐辛子追加バージョン。まだまだもっと赤くしたいのだけれど、それは韓国料理で使うような辛味の少ない唐辛子を買ってこないといけない。それはまた別の機会にやってみよう。

唐辛子は中華料理で使う結構辛いのを追加した。唐辛子を入れ過ぎると後で大変な思いをするであろうから要注意。溶き卵はダブルにすることでかなりニュータンタン感は出たかと思う。挽肉もニンニクも5割くらい増量。イタダキマス。

ウマウマウー。とてもイイです。かなりイイです。かなりのニュータンタンです。麺のスムースさに様々な味わいが加わってのオールスター的充実感。こうこなくっちゃ。

こうなってくるともっと塩っぱさがあっても良いかとか、やはりニラを入れるべきであったかとか色々と思うところはあるけれど、まずまずの再現度で作れたので達成感はある。やったぜベイビー。袋麺のニュータンタン、買い置き満場一致で決定。またもっと美味しく作れたらご報告します。御馳走様でした！