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焼きそばの果てしなき旅【その23】

昨年2020年の5月にnoteを始めて、8月に焼きそばの記事【その1】を書いてからチョウド半年ほど。当初はのんびりしていた焼きそばの旅も段々と加速度が付いて来てどうにもとまらないリンダこまっちゃう。いきなりの古語で失礼。世の中は焼きそばで溢れている。あちこちで色々な焼きそばを見つける。全部食べることは叶わないだろうが気になったヤツは食べてみよう。無限の彼方へ、さあ行くぞ。

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新潟県胎内市の小国製麺製、イタリアン焼そば。知らない方は何のこっちゃらと思われましょうが、新潟の人はみな知っている新潟のソウルフード、イタリアン焼そば。知らない方はネットで検索してみてください。僕は新潟に行くとまずは万代バスセンターに行き『万代そば』でかの有名なバスセンターのカレーを食べて、それからバスセンター2階に上がり『みかづき』のイタリアン焼きそばを食べる。それが定番コース。ここ暫く新潟に行けていないので行きたい行きたいと思っていたらスーパーでこのイタリアン焼そばにぱったり出会って狂喜乱舞(大袈裟だな)して即ゲットした次第。

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作るのは初めてだ。まずは焼きそば部分を作って、そこにイタリアンソースをかけることとなる。

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「の」の入れ場所で意味が変わる。新潟名物「の」イタリアンソースではなく、新潟名物イタリアン「の」ソース、であろうと推測される。日本語ムズカシイネ。

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キャベツとモヤシを炒めて太麺を加えてまた炒めて味付けをする。ああこの太麺。このまま塩味で食べてしまいたくなる衝動を抑えた。横浜で散見される白くて太い麺の焼きそばに通じるものはないか。ある。いつかこの麺だけを手に入れてみたい。

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焼きそば部分が出来上がり。これにレトルトのイタリアンソースを温めてかける。

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こうしてイタリアン焼そばとなる。さあ戴こう。

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ウマウマウー。ああこれだこれだ。キャベツはモチロンだけれどモヤシが必要なんですモヤシが。これであと何かが足りないなと思ったら白生姜がない。紅でなく白。味も酸っぱいと云うよりはガリっぽい感じ。そしてやはりあの樹脂の容器に入れてプラスチックのフォークで食べないと。でも家で食べるイタリアン焼きそばはまた別の妙味がある。また食べよう。

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福島県浪江町のめんの旭屋製、なみえ焼そば。これまた太麺。なみえ焼そばは数年前に福島県相馬市の友人のところを訪ねた時に、立ち寄った道の駅で食べたことがある。がしっと食べ応えのある太麺が気に入ってまた食べたいと思っていたらこうしてスーパーで出会うことが出来た。これを仕入れたスーパーマーケットエライ。

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麺は太く、ソースは液体。液体の中に脂が見えております。

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肉とモヤシを具にして作ってみた。太麺素晴らしい。

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お箸で持ち上げると麺の重量感がずっしり感じられます。食べ応えバッチリ。ソースの味わいも甘すぎず辛すぎずでとてもイイ。ソースに含まれていた脂が深いコクを与えている。これはウマイ。ウマウマウー。充実感アリ。また福島にも行きたいな。

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愛知県阿久比町(あぐいちょう)の名城食品製、CoCo壱番屋監修カレー焼そば。焼きそばとカレー。近くにいながら距離感を保っている両者。交わる時のパターンは二つ。焼きそばにカレーがかかっているタイプ。昔(とは云っても20年くらい前)に高速道路のSAやPAのレストランでカレーかかってるタイプの焼きそばがメニューにあったのを覚えている。そして全体にカレー風味を加えたタイプ。今回のは後者。カレー「味の」焼そばです。

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ソースはペースト状。混ぜるの大変かと思いきや、スムースにムラなく味付け出来た。技術の進歩だな。

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パッケージにある出来上がり写真を見て、何か赤い野菜が入っているのをトマトだと判断した。もしかして赤ピーマンだったらどうしようと戦々恐々(どうも大袈裟だな)でしたがどんなもんでしょうか。

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ここからトマトと玉子炒め焼きそばのアイディアも出たのですけどね。トマトは炒めると隠れていた旨味が表出するのでスキ。カレーソースとの相性や如何に。

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辛さは攻めて来ないけどカレーのスパイシーさはしっかりとある。香ばしさが引っかかるところに監修の成果がありそうだ。エキゾチックよりも名古屋感(ココイチ本社は一宮市)。ウマウマウー。トマトもウマく馴染んだ。カレーとトマト、合わないわけがないけれど。そう云えば先出新潟のイタリアン焼そばにもカレー味あったな。個人的にはホワイトイタリアンがスキです。そう云えば閉店してしまった横浜市南区八幡町の『磯村屋』にもカレー味焼きそばがあった。炒める時にカレー粉を入れておられた。カレーと焼きそばの関係は見え辛いが深いものがあると思う。旅の課題だ。

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これも名城食品製、広島オタフクソース付太麺焼そば。これで広島にまで到達した。広島に行くとお好み村の『八戒』のカウンターに陣取って、大きな鉄板で肉や野菜などを色々焼いてもらう。焼きそばも焼いてもらったことがあった。またあのカウンターに座って酔っ払って様々な暴言まみれに(内容も色々)なりたいものです。

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特製ソースは濃いめ液体。今回麺は太麺比率高し。

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キャベツと豚肉をたっぷり入れた。さあどんなもんだ。

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甘めだけど甘ったるくはない。充実のお好みソース。キャベツなどたっぷり入れたせいか全体的にチョウドイイ味わいになった。ウマウマウー。太麺にオタフクソース、ナイスマッチ。これは多分レモンサワーが合う。今度はそれもマッチングさせてみよう。それにしても広島に行きたいな。リアル旅への想いは募るばかりです。

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今回は自宅に居ながらにして新潟・福島・名古屋・広島と旅することが出来た。次回は少しずつやっている食べ歩き方面へ。焼きそばの果てしなき旅はまだまだ続きます。

【索引】焼きそばの果てしなき旅

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