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焼きそばの果てしなき旅【その35】

僕の大好きな横浜DeNAベイスターズがなかなか勝てない。開幕から8試合(2021年4月3日現在)で0勝6敗2分。みんながんばっているけど結果がパチッとハマらない。そんな時は焼きそばを作って食べるに限る。そうしようそうしよう。

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以前【その11】で紹介した横浜ナポリタン焼そばのメーカー、神奈川県横浜市港北区「横浜丸紀」の深蒸し焼きそば。これも見つけるのにちょっと苦労したけれど、常に販売しているお店を見つけたのでいつでも入手出来ることが判明し一安心。横浜市港北区は僕が生まれたエリア。思い入れはちょっと強い。

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麺と粉末ソース。麺の色はかなり茶色い。

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粉末ソースのパッケージのデザインがなかなかイイ。

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まずは毎度お馴染みの具がキャベツだけバージョン。何だかとっても美味しそうな色合いだ。iPhoneを新しくした(12mini)ので写真はかなりキレイになったと思う。よしよし。

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ウマウマウー。麺がとっても美味しい。固すぎず柔からすぎずチョウドイイ口当たりと歯応え。引っ張り具合(世の中ではコシと云うのかも知れない)もしっかり力強くて頼もしい。横浜丸紀深蒸し焼そばブラボー。粉末ソースの味わいはかなり支配的なので、これなら具材をたっぷり増やしても物足りなくはならないだろう。なので次は具材をたくさん入れてみることにする。

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具を挽肉・キャベツ・ちくわにバージョンアップ。更にトッピングにナルトと岩下の新生姜スライスでほぼオールスター状態。デラックス焼きそば。ビー・バップ・デラックスと云うバンドがあった。とても好きなバンドだった。ビル・ネルソン懐かしいな。わけの判らない脱線ですみません。

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この写真を見て、何だかとても春っぽいなと思ってしまう僕は、頭の中が年中春っぽいのかも知れません。

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ウマウマウー。これは僕的には頂点の味わいだと思った。このウマイモノが自宅で簡単に作れるのか、焼きそばの旅をしていて良かったなと心から思った。チクワはとにかくたっぷりと入れてみた。チクワそのものに味がかなりあるのでどんなに入れてもぼやけることはない。それにしても岩下の新生姜スライスが万全のサポート。こんな選手がいてくれたらチームも強くなるんだよなと脳内チーム編成妄想にもターボがかかる。ターボ・ラヴァーはジューダス・プリーストの曲です。また話がとっ散らかってすみません。そしてここでまたふと全然別のことを思い付いた。この美味しい麺をもっとダイレクトに味わうにはどうすれば良いだろうか。暫し熟考、即座に実行に移す。

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塩味焼きそばです。粉末ソースを温存しました。具はキャベツと豚肉。

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使った調味料は塩とコショウのみ。出汁の素も化学調味料も、酒なども使わずに作ってみた。塩は特別なものではなくどこにでも売っている粗塩。ふと自分がスパゲティなどのパスタを食べる時にはあまり味付けせずに塩とバターだけで味付けして食べるのが一番好きであると云うのを思い出して、塩味にしてみた。味付けの要素をまとめると、塩とコショウ(S&Bのテーブルコショー)、そして油(米油を使用)がある。具材から風味も追加される。覆い隠すよりは剥き出しにしたい。そんなカッコイイことは後から考えたけど、麺が美味しいからきっと大丈夫。

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ウマウマウー。とってもとっても美味しい。ソースは確かにウマイ。粉末ソースならではのあの味わいもウマイし捨てがたい。でもこの塩味焼きそばの妙味は僕が心の底から美味しいと思えるものだ。麺自体の旨味をしっかり味わえるのだ。最初は少し物足りないと思っても、次第にその味わいの奥深さに僕の形がアジャストして、ぴったりになる。僕の焼きそばの旅は何度も塩味に足を踏み入れたけど、やはりそこに僕は惹かれていたようだ。この本当にシンプルな味付けこそがやはり極致なのだと思う。これからもソース味は戴くけれど、焼きそばの旅の方向性はシンプルな方に向かうと思う。そんな大見得を切っておいて急にまた違うことをやり始める可能性もあるので、話半分にしておいてください。それにしても横浜丸紀の麺で塩味焼きそば。よくぞ見つけた。褒めて遣わす。

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もう一つ。こちらは岩手県釜石市「川喜製麺」の焼そば。パッケージの左上に「からだにやさしい麺造り」とある。身体のこと、考えてやらないとならないけれど、これがなかなか。以前急激なダイエットで何度か小型化に成功したことがあって、その成功体験が自分を油断させているのも理解しているつもりだ。いつでも出来る。やったことあるもん。それが自分を堕落させる。判っちゃいるけど大型化。やさしくしてやりましょうね自分なんだからね。と自分に問いかけてみる。じっと手を見る。

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麺とソース。ソースは液体タイプ。麺はかなり白い。ちなみにこちらの「川喜製麺」ではラガーラーメン・ラガー麺(釜石のラグビーチームを応援しているのかしらん)と云うのを販売しているようだ。こう云うネーミングにすると僕がすぐ飛びつくのをご存じか。詳しく調べていつか入手すると心に決めた。

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まずはキャベツだけバージョン。写真、美味しそうに撮れているな。さすがiPhone12miniに(以下略)。

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ウマウマウー。ちょっと平たい感じの麺がとても美味しい。ソースは意外にも支配感は少なくてあっさりした味わい。西日本のソースのようにどっしりたっぷりした味ではなく、行間のある味わい。保存料などをなるべく使わないようにしていると云う麺は口当たりもバッチリ。スイスイと食べられる。ここでまたふとこの麺にも塩対応(使い方違うの判ってます)してみようと考えた。やってみよう。

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塩味焼きそば見参。豚肉とキャベツバージョン。岩下の新生姜スライスを忘れずに。さあどうだ。

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先出のと同じく、味付けは粗塩とテーブルコショーのみ。豚肉の匂いは気になるどころかダイスキなので日本酒なども必要ナシ。豚肉とキャベツを先に炒める時に軽く塩コショウで味付けして、麺を入れてから塩を足して味付け終了。味が足りなかったら後から塩をかけてもソースをかけても良かろうと云う許容範囲を広めに設定。でも物足りなくはない。これでいいのだ。

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ウマウマウー。とってもとっても美味しい。とにかく麺自体がとても美味しい。口当たり良く、噛み締めれば小麦の豊かな味わいが程好く広がる。肉の旨味も岩下の新生姜のシャープさもナイスサポート。塩味焼きそばエライ。でもこれは食べ過ぎてしまう可能性を大きく孕んでいる。自分一人で食べる時は絶対に一人前以上は作らないようにせねばなるまい。それを今後の鉄の掟と定めよう。食べている途中でまた色々なカスタマイズの可能性を考えてしまう。でもきっとこのシンプルさこそが全てだ。きっとそうなんだ。これからも焼きそばの色々な可能性を探って行きたい。食べ過ぎに注意してがんばります。

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焼きそばの果てしなき旅はまだまだ続きます。

【索引】焼きそばの果てしなき旅

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