見出し画像

偏愛について

「小野瀬さんは変わった人ですね」とずっと云われ続けてきた。それを嬉しいと思う時もあれば、心外だと憤慨する時もある。結局のところ「変わった人」と云う評は正解だ。それにしても僕は随分とかなり変わった「変わった人」であると思う。自覚はある。それもこれから少しずつ書こうと思う。

偏愛、かたよった愛情、何か悪いことのように思えますが、世の中の愛情の殆どが偏愛ではないですか。偏愛の反対語は博愛。でも博愛の中にも偏愛がいっぱい含まれている。僕は日本のプロ野球が好きで、全12球団の殆どの現役選手の名前を覚えている。これがプロ野球に対する博愛なのか、それとも数あるスポーツの中で野球を特に好んでいると云う偏愛なのか、視点を変えればどっちとも取ることが出来る。偏愛も博愛もみんなひっくるめて愛なのだ。

そんなプロ野球の中で僕は横浜DeNAベイスターズを応援して、特別に応援している選手も何名かいる。これはあまり偏愛とは云われない。でも他の球団に所属していて、そのチームの勝ち負けや試合中での活躍具合は度外視して、その選手が出場しているのを観て「おお、出てる出てる」とそれだけで妙に嬉しくなってしまう、そんな選手に対する気持ちは偏愛に近い。僕がそう云う選手を好きな理由も、野球の成績とかプレイスタイルとかとは全く関係ないエピソードの数々であったりする。これはかなり偏愛であろうかと思う。

偏愛のプロであるみうらじゅんさんとは何度もご一緒させてもらったことがある。その偏愛への取り組み方は心からの尊敬に値する。僕の偏愛はもっとみみっちい。そのみみっちい感じも気に入っているのだけれど。それはそうと偏愛と変態と云うのは発音も近いし似たような意味合いをかなり共有していると思う。その辺りも考えながら僕の偏愛をこれから色々と書いてみるつもりです。

末永くがんばりますのでご支援よろしくお願い致します♫