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焼きそばの果てしなき旅【その11】

探していたものを見つけたので予定を変更してナポリタン方面に行く。探していたのはタイトル画面にもあるように横浜ナポリタン焼そばである。

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横浜市港北区にある製麺メーカー「横浜丸紀」が製造している横浜ナポリタン焼そば。一時期ちょっとニュースになったので食べてみたいと思い、横浜市内のスーパーなどあちこちを探し回ったのだけれど全然見つからなかった。あまりにも見つからないので丸紀さんに直接メールをして販売しているお店を教えてもらってようやく入手。僕が入手したのは港北ニュータウンにあるショッピングセンター「港北みなも」内にあるダイエー港北みなも店。常時取扱のお店はまだ少なくて、他には京急元町ユニオンの店舗にもあるとのこと。これをダイエーの陳列棚で発見した時の僕の感動はご想像に難くない。ガッツポーズ出た。端から見たら明らかに不審人物と思われたに違いない。入手したからには早速作ってみることにする。

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2食入りでソース付き。

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間違いなくナポリタン。ソースは粉末。

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麺を油で炒めて少量の水を加えてほぐしたら粉末ソース投入。麗しの粉末ソース。

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まずは具は何も入れずに麺と粉末ソースだけで味わってみる。味見と云うわけでもなく、僕はこちらの方が好きだ。見た目は素っ気ないけれど、麺も味付けもちゃんと味わえる。それではイタダキマス。

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これはちゃんと焼きそばだと思う。麺が四角い。四角ければ焼きそばなのかと問われるとどうなのかとは思うが、明らかにスパゲティとは違う麺で味わうナポリタン系の面白さ。横浜市港北区で生まれ育った僕としては港北区発信の横浜ナポリタン焼そばを心から応援したいと思う。麺がとっても美味しい。打ち当たり歯応え共に満足。断面が四角い麺に関してはまた別に語ることもあると思う。書きながらそう思った。麺の断面が四角。キーワード。粉末ソースとの相性もとても良い。ウマウマウー。

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具入りバージョンも作ってみた。パッケージの絵にあるようにタマネギ・ピーマン・ウインナー・マッシュルームを入れた。

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マッシュルームは入れすぎか。でも大好物だから良しとする。

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ちゃんとナポリタンであり焼きそばでもある。麺がスパゲティでないと云うのは厳然と判る。とても美味しい。ウマウマウー。マッシュルーム過剰投入も個人的にはアリ。イイじゃないか横浜ナポリタン焼そば。これはまた作る。取扱店が増えることを心から願う。是非皆さんも見つけたら試してみてください。

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ふと沖縄の焼きそばを思い出す。沖縄そばの麺で作る焼きそばにケチャップ味があるのはご存じだろうか。2000年代初めの頃に沖縄に行って、那覇市内の食堂で焼きそばメニューを見ていたら醤油味・塩味・ソース味に加えてケチャップ味の表記を見つけた。それをオーダーして食べてみたところとても美味しくて感動。それ以来沖縄そばの焼きそばを食べる時はケチャップ味を優先するようになった。写真は沖縄の那覇空港内にある「空港食堂」のケチャップ味焼きそば。2005年の写真なので小さい上にピンボケですみません。入口にある券売機で焼きそばの券を買って、その後で何味にするかを口頭で伝えるの時に「ケチャップ味出来ますか?」と訊いてみたら作ってくれた。それだけポピュラーなのだと思う。

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こちらは五反田「やなわらバー」のナポリタン焼きそば。これも元々のメニューにはなかったのをワガママを云って作ってもらった後にレギュラーメニュー昇格の栄誉を得た。大変に充実した味でとても美味しい。ウマウマウー。難点はこれを肴にお酒が飲めてしまうところ。そして深夜に食べがちである。と云うことは横浜ナポリタン焼そばもランチョンミートでキャベツ入りがイケるかも知れない。後日やってみよう。

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さてここから焼きそばから外れるとは思うが突き進む。熊本の五木食品が出しているナポリタン。麺はスパゲティではなくスパゲティに似た麺なのだ。それにしてもここ数年は熊本に伺えていない。ヒライのちくわサラダが懐かしい。

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内容はこの通り。ソースは粉末トマトルー。3食入り。常温保存出来るタイプ。

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具ナシでイタダキマス。

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モチモチした麺がスパゲティともうどんとも焼きそばともつかぬ独特な感じでとても昭和感がある。僕たちが小学校の給食で食べたソフトめんを想起させる。僕はこれがとても好きだけれど眉をひそめる方もおられよう。このジャンルはなかなか奥深い。他にもまだある。

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こちらは岡山県倉敷市の岡山インスタント麺(何と云う社名!)が販売しているクルードスパゲティ式めん。岡山の方以外は殆ど知られていない県民食とのこと。クルードとはイタリア語で「生」。要するに乾麺でない、スパゲティのような麺であると云うこと。これで解釈は間違っていないですか、大丈夫ですか。

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こちらも常温保存可能タイプの麺と粉末トマトルーのセット。

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パッケージデザインがとてもカワイイ。ステキです。

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写真の加減ではなく色はちょっと薄め。ピンクとか紅とかそう云った赤色の感じもする。

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何だかとってもキレイに出来たので写真もいっぱい撮った。イタダキマス。

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ヒジョーに美味しいと思う。粉末トマトルーの味わいが格別なのだ。色は薄めだけれど旨味はたっぷりで充実している。麺の具合もやわらか過ぎずに食べ応えのある弾力がある。ウマウマウー。これは何度も買ったり送ってもらったりしている。以前これに具材を色々入れてナポリタンよろしく作ったのをブログにアップしたら岡山の友人の大津くんに「のっさん、これは具なんか入れないで麺と粉末トマトルーだけで作って食うんじゃ」と云われて以来その通りにしている。本当に心からそれで良いと思う。これからもクルードスパゲティ式めんを愛し続けたいと思う。

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こちらは関東のスーパーでも売っているママーのイタリアン。これはスパゲッティと銘打っているがさあどうだ。

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麺と粉末ソース。

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具ナシで作ってみた。イタダキマス。

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何だかとっても優しい味わい。物足りないと云えば物足りない。具を加えたら何か調味料を足さないといけないかと思う。でも何だかこの素っ気なさもある意味魅力的ではある。それでこのママーの製品にはもう一つナポリタンがあるようなのだけれど見当たらなかったので改めてレポートしたいと思う。どうやら味が違うらしい。今後の課題とします。

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焼きそばから外れたついでにこれもおまけで。愛知県の名城食品の味付けスパゲッティ。下の方にソフトスパゲッティ式めんとあります。式でありますからスパゲッティではありません。これをこのまま少量の油とフライパンで炒めて出来上がり。電子レンジで温めるだけでも良いのですが、やはりフライパンを使いたいのが小さなこだわりです。

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具ナシならすぐ出来ます。チョー簡単。

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具入りもアッと云う間に出来ちゃいます。

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これが予想以上に美味しくてビックリ。お弁当の隅っこの付け合わせにしておくのは勿体ない。味付けがしっかりしていて、そして味付け自体もとても程好くてスバラシイ出来映えだと思うのです。個人的にはやはり具ナシでストレートに味わいたい。見つけたら是非お試しを。

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次回からはまた焼きそばに戻ります。焼きそばの果てしなき旅はまだまだ続きます。

索引】焼きそばの果てしなき旅

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