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丼物の記事も多くなってきたので、マガジンにまとめてみました。名付けて丼じゃらホイ。ドンジャラホイと読んでください。まあいつものダジャレ系です。軽く受け止めてください。 毎度毎度書いている通り、僕の丼物探究のバイブルは『ベストオブ丼 どんぶり探偵団編 in Pocket 文春文庫ビジュアル版』(1990年初版 現在絶盤)である。この本に出逢えたことで僕は丼物に大いに興味を持ち、天丼の世界へ深く立ち入ることとなった。丼物はその丼の中に濃密で完結した世界を形作る。僕はそれを深く愛
今回は池田満寿夫著『男の手料理』池田満寿夫著『男の手料理』(1989年初版、サンケイ新聞連載時期は1985年から1986年)に登場する料理を実際に作ってみようシリーズの番外編。先日記事にしたカキの天ぷら丼の回に、「岡山でカキ丼を食べたが、それには天ぷらでなくフライが使ってあった」との言及がある。先日カキフライを揚げた時に少し余ったので、池田満寿夫先生宣うところの「カツ丼の応用風」を作ってみることにした。名称はカキ丼だとちょっと判りにくいのでカキフライ丼とする。 カキフライは
僕の若い頃からの愛読書のうちの一冊、池田満寿夫著『男の手料理』(1989年初版、サンケイ新聞連載時期は1985年から1986年)に登場する料理を実際に作ってみようシリーズの第3回。3回続けばちゃんとシリーズだ。全部やろうとすると60回を越えるのでそんなにはやらない。10回くらいを目処に気まぐれにがんばります。今回はカキの天ぷら丼を作る。 宮城県石巻市の友人から牡蠣がいっぱい送られてきた。毎年ありがとうございます。牡蠣がいっぱいと云うとエイブラム・デイヴィッドスンの小説「ある
僕の若い頃からの愛読書のうちの一冊、池田満寿夫著『男の手料理』(1989年初版、サンケイ新聞連載時期は1985年から1986年)。洒落ていて判りやすい文章と内容、広い見識と狭い嗜好の程好いブレンド感、そうした感じに僕は多大なる影響を受けていると思う。大好きで影響を受けているのだけれど、この本に出て来るメニューを作ってみようとはあまり思わなかった。その理由はただ一つ。一番最初に登場するコロンブスの卵丼のことだ。僕は卵料理が苦手で、茹で玉子や目玉焼きと云った白身と黄身が分離してい