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バケツシューズ

子ども靴(大人靴も同じだけど)の世にはびこる諸悪の根源、俗にいう「バレーシューズ型上履き」…その利点欠点を軽くまとめてみました。


★バレーシューズ型上履きの悪い点

①ビニール製のものは通気性がないため足が蒸れる。
表題のとおり「バケツシューズ」と言われる所以ですね。靴の中に水入れるとしっかり水がたまります。なのでよく蒸れて臭い!
大人だと水虫にもなりやすい!?

②ラスト(靴の形)が悪いため足のゆびを圧迫する。
学校にいる間中纏足を強いられているため、「纏足シューズ」とも言われていますね。有効に足のゆびを圧迫してくれます。そのため大人になったときにはその影響で変形した足が出来上がり、どんな悪い靴でも履けるようになります。その代り足は…(怖)
「纏足シューズpart1」(リンク先参照
「纏足シューズpart2」(リンク先参照
「纏足シューズpart3」(リンク先参照


③ソール(靴底)が薄くてクッション性が悪いので現在の校舎には不向き。
最近の校舎は、大事な次世代の担い手のことを考えない方々のせいで、床もコンクリートのことが多いですね。そんな硬い床の上で一日中薄っぺらい靴を履かせるなんて…
昔は校舎も木造…木製のやわらかな床でしたよね…

④ハーフサイズ対応(0.5刻み)でないものが多い。
足のサイズに合わせづらく、大き過ぎる靴・小さすぎる靴を履く要因になります。大きすぎる靴・小さすぎる靴は足の変形やトラブルを助長します。

⑤靴の固定がゴムバンド
スリップオンと言われるタイプは留め具がゴムのためしっかりとした固定ができず足に悪影響がでやすく、ゴムが緩んだらさらに足に悪影響がでてきます。ベルクロ(マジックテープ)か紐で止めるタイプにするべきです。


★バレーシューズの良い点

①安いこと
良い点でパッと思い浮かぶのはこれくらいでしょうか?

②災害対策
あとは…強いて言えば災害対策?…地震などで床にガラスや物が散乱した場合、そのような環境下での避難や移動には、はだしやスリッパみたいな物よりはマシ?

学校に行くようになると一日のうちで最も長い時間履くことになる上履き。
それなのに「安かろう」のみを求めてもよいのでしょうか?

実は最も気を使わないといけない問題だと思いますが…?

子どもの健やかな成長を願うなら「はだし」がお勧めです。しかし、昨今の校舎はコンクリートで硬いですし、床に危ないものが落ちていることもあるかもしれませんし、災害対策は?…って考えたら、靴を履くか、床をクッション性のよいものに変えて安全を確保したうえで「はだし」になるか…?

世に「靴を履きだす年齢が遅いほど足のトラブルは少ない」っていう論文は存在しますが、「バレーシューズ型上履きは悪い」という報告や文献はあるものの「バレーシューズ型上履きはよい」な~んていう報告や文献は見当たりません。なのに何故改善されないのでしょうかね?

学校に「床をよくして」と訴えても、「バレーシューズ型上履きを変えるべき」と訴えても、教育委員会やお役人集団は動いてくれません。私も機会があれば訴えているのですがまったく変わりません。

世の教育者は子どもの事考えてません…(-_-メ)

となると自己防衛しかありませんよね…

半田市内の公立幼稚園は基本的に「はだし」教育です。園庭も先生方の努力で裸足で駆け回ってもよい状態になっています。おかげで園児たちの多くは、元気で躍動感のあるいい足してますよ!


※ぶろちーた2009/5/12記事を改編

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