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嗚呼、阪神タイガース #1 矢野監督続投、断固反対!(その2)

先日、西武ライオンズの松坂選手が引退しました。紆余曲折がありながら、最後に同チームの選手として幕を閉じることができたことは、松坂選手や球団、そしてライオンズファンにとって感慨深いものがあったことでしょう。

それから3日後、中日スポーツに「もしあの時放出してたら今も“球界の笑いもの”…与田監督の大きな功績は『大野雄が中日のユニホームを着ている事』」という記事が掲載されていました。

「あの頃の僕は、すっかり自信を失った投手になっていたんです」  大野雄がしみじみと振り返ったのは、2018年の秋だ。元気なのに登板6試合、未勝利。本人は「勝てなかったのは僕が悪い」と言うが、僕にはそうは見えなかった。「サラリーマンは上司を選べない」とはよく言うが、実は野球選手も選べない。何度も浮上したトレード話は、体制が一新されてもくすぶっていた。「冗談じゃない。大野は絶対に残してもらわないと困ります」。鎮火したのは与田監督のこのひと言だった。  (渋谷真コラム・龍の背に乗って)

松坂選手とは違い大野選手はまだ現役ですが、昨年FA権を取得したのにもかかわらず行使せずに残留を決めました。これは球団の誠意はもちろんですが、2年前の「大野は絶対に残してもらわないと困ります」と球団に進言した与田監督がいたことが大きいと思います。

そんな記事を読みながら、やはりどうしても鳥谷選手や能見選手の退団が思い起こされてなりません。なぜ矢野監督は二人を放出したのでしょうか。

長年阪神タイガースのファンをやっている人なら、球団にとってこの二人がどれだけ価値の高い選手かわかっているはずです。赤星氏が2009年に引退してから、この二人がタイガースのスター選手としてチームをけん引してきた功績を、どう解釈すれば成績不振で戦力外という結論に達するのか到底理解なんてできません。球団幹部に関してはもう何を期待しても無理ですが、せめて監督だけはまともであって欲しいのにもかかわらず、矢野監督は何を考えているのか。ましてや、その二人が退団して登録枠に入れているのが、外国人選手7~8人。チームや選手、そしてファンのことなんかまったく考えず、自分の去就だけを考えているのがいま現在の監督です。

先日も、高橋選手の起用法についてOBである藤川氏が苦言を呈していたことは皆が知るところです。入団当初から肩の筋力が弱く(当然肘にも負担がかかるのは周知のこと)、当時監督だった金本氏をはじめスタッフが気遣いながら育ててきたにもかかわらず、点差が開いた試合で完投させようとした無謀な采配。昨年の終盤にも巨人戦で球速140キロにも満たない投球で完封した時もそう。本人が、シーズン終盤はもう限界がきていたと、言っていました。そんな高橋選手のコンディションも見抜けない節穴な監督のおかげで、今年も二軍スタート。それだけならいいですが、このままでは潰されてしまいます。金本前監督が惚れ込んで大切に育ててきた左腕が、ファンが大きな期待を寄せる投手が、大きな舞台に立てずに終わってしまうかもしれない。矢野政権なんて風前の灯なのにもかかわらず、そんなヤツにタイガースの、いや球界の宝を壊されたくありません。

ほんとうに、せっかく夢にまで見た生え抜き選手中心のチームとしてこれから常勝軍団へと向かおうとしているのに、屍ばかりのまたFAに頼らざるを得ないどうしようもない球団へと逆戻りしてしまいます。

優勝なんてしなくていい!とにかく一刻も早く矢野監督に辞任してもらいたい。

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