<アルコール依存>×<借金>の克服体験記#11 ストレスをどこへ向けたらよいかわからずツライ
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※個人情報が含むものは一部改変して記載しております。
私のお酒ズブズブから回復の段階は
大きく分けてこちらの7段階
1. 覚醒期
2. 蛇行期
3. 負のスパイラル期
4. トラブル勃発期
5. ドン底期
6. 寛解期
7. 現在
前回の記事で
はじめてアルコール外来にいったときのことを
書きました
その後断酒を始めました
元々、嫌なことをアルコールで紛らわせていたので
体が欲しているというほどではなく
断酒自体はすんなりできました
飲まなきゃ飲まないで別に
というかんじでした
初診で先生と話していた
「まずは2週間断酒をしましょう」
もなんなくクリアし、2回目の診察では
「そんなに断酒大変ではないですね」
なんて話していました
ですが、本当のつらさはこの後やってきます
断酒して一か月くらい経った頃でしょうか
しんどいんですよ
本当にしんどいんです
断酒自体はそんなに大変じゃなかったです
断酒をしたことにより、今までアルコールで紛らわせてたストレスや嫌な気持ちの行き場所がなくて、本当にしんどかったです
かるい鬱っぽくなりました
例えば、仕事で嫌なことがあったとします
今までは帰ってからお酒をのんで
気持ちを紛らわせていました
でもお酒がないから
嫌な気持ちとかストレスを
そのまま受けとめないといけないのが
本当につらかったです…
今までがお酒が入っていた分
お酒が抜けると変に冷静になるんですよね
それで、今まで起こった嫌なこととか
変に思い出して
頭の中でグルグルして
嫌な気持ちがたまっていく…
かるい鬱っぽくて
しんどくて体が動かなくなりました
仕事中は気がまぎれるので
なんとか平日は仕事に行って
夜と週末は家でずっと動けなくて寝ていました
当時、英会話教室に通っていたんですが
先生や同じクラスの人がみんなよい人だったので
よけいに一緒にいるのがしんどくなりました
さらにマイナス思考になり
「いいな、あの人は仕事で英語が使えて…」
「〇〇さん仕事でドイツ行ったのか…さぞかし良い会社勤めなんですね」
とか妬みとか負の感情がうずまきはじめました
何もかもがマイナス思考になって
外に出るのが怖くなりました
英会話は先生の配慮もあり
体調不良で、その後しばらく無期休学
させてもらえることになりました
きちんと向き合るようになるまで1年半くらい
休学しました
本当にしんどくて
その次にアルコール外来に行ったときに
ツライ、って相談したんですね
そしたら
「あ~、それよくありますね」
とのことでした
へ?
と思ったのですが「離脱症状」の一種らしいです
離脱症状の参考サイト
離脱症状は、本来は
お酒をかなり飲んでいる人に起こる
お酒を飲むのをやめたあと数時間後の
手の震えやイライラだそうなのですが
私のようにやめてしばらく期間が空いて
体や精神面で異常が出るのも含まれるようです
先生曰く
「〇〇さんさ、ずっと休まず飲んできたわけでしょ?
例えるならガソリンを常に満タンにつぎ足して
アクセル全開100kmスピードで
休まず走ってるようなもんですよ
その反動ですね
ある意味正常な反応で
回復に向かっている過程ってことですよ」
とのことでした
複雑ながらもホッとしたことを覚えています
「どの時期がいちばんつらかったですか?」
と聞かれたら迷わず
「断酒し始めの時期がいちばんつらかったです」
と答えます
なので、この断酒していた時期を
「ドン底期」と名付けました
この時期は本当につらかったのですが
時間の経過とともに
徐々に気持ちも安定するようになってきました
次回へ続く
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