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気ままにベタ惚れ。

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マガジン

  • #月末広告雑記

最近の記事

大学の広告って、意外と多いんですよね

意識して見てみると、あちこちにある大学の広告。テレビは少ないものの、交通広告や新聞ではよく見る。鉄道のドア横ポスターなんて、大学のためにあるんじゃないかと思うくらい占拠しているときもある。でも、よくよく考えてみると、いろんなことを言っているなと思って分類してみました。 これだけを見てもわかりづらいので、みんな大好き近畿大学の広告を中心に見てみていきます。 オープンキャンパス夏・秋の開催に合わせて掲出されています。コロナ禍になったことでオンライン化も進みましたが、近大はネー

    • 建築広告で見る、コンセプトのつくり方

      企画書作成やアイデアだしで考えることの多いコンセプト。日本語でもいい場合、というか、日本語がいい場合もありますが。英語でビシッと決まったコンセプトがあると企画書がグッとよくなる(気がする)ので、ついつい考えすぎてしまいます。 今回は、そんなコンセプトの参考になりそうなページを見つけたことがメインです。でも、それだけだと手抜き感がすごいので、自分なりに気をつけているポイントと併せてまとめてみます。 1. コンセプトづくりのポイントコンセプトをまとめる際に必要なポイントを2つ紹

      • ターゲット視点で見る、BtoB企業の広告。

        名古屋のデザイン会社に転職して、「大きな変化だな〜」と感じているのが、BtoB企業の仕事がとても多くなったこと。必然的に、BtoB企業の広告を収集することも増えたので、少しまとめてみました。 と、具体的に紹介する前に。ぼくとしても「BtoBって、そんなにBtoCと違うん?」という疑問があったので、そこから整理してみます。ひとことでBtoBといっても、完成品メーカーもあれば、部品メーカーもある。それらをひとくくりにして語るのは、ちょっと乱暴かもしれない。ということで、視点をタ

        • ありがとう、よな水。

          今日で最後の放送となる、ABCラジオの「よなよな水曜日」。番組終了が発表されてからしばらくは、寂しさともどかしさでいっぱいだった。「なんだかんだで、ふたりの番組が継続されないかな」と思っていたけれど、そんなこともなく。ついに、終わってしまう。大好きだったよな水をぼくなりのカタチで残しておくために、思い出をまとめてみた。 3月9日の出会いよな水との出会いは、鮮明におぼえている。転職して、いつもFM802が流れている職場で仕事をしていた頃のこと。その日は残業をしていて、最寄り駅

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        • #月末広告雑記
          3本

        記事

          応援したくなる、素直なメッセージ。

          近年、若年層をターゲットに広告をしているキンカン。31歳のぼくにはなつかしいCMが記憶にあるのですが、どうやら若年層の認知が課題になっているようです。どのようにして、今回の「#若者に売れたい」に行き着いたのでしょうか。 若年層ターゲット施策の変遷まずは、これまでにどんな施策をしてきたのか、順番にまとめてみます。 ・ファッションブランド風ポスター(2019年) ファッションブランドのようなビジュアルのポスターを展開したキャンペーン。「キンカンがあれば、蚊に刺されてもスタイリ

          応援したくなる、素直なメッセージ。

          京都と奈良、キャラかぶり問題。

          どちらも「古都」とアピールするので、京都と奈良のキャラかぶりがすごい。どちらも関西にあるから、余計にそう感じざるをえない。でも、当事者どうしはそんなこと気にせず。京都は「KYOTOの方が世界的に有名やしなぁ」とか、奈良は「古さなら負けてないやん?」とか、一生埋まらない溝をつくっている気がする(神戸に住んでいた個人の感想)。などと考えていると、ふと、近鉄の奈良をテーマにした広告を思い出した。 これは、去年秋のもの。 京都ありきの表現京都といえば、広告的にはJR東海の「そうだ

          京都と奈良、キャラかぶり問題。

          SDGs、紹介するか?応援するか?

          たくさんの企業がSDGsについての広告をするなか、すこし切り口が新鮮だった伊藤忠商事。「わたしが夢中のSDGsはじまる。」というメインコピー、「伊藤忠商事は、わたしが主語のSDGsを応援したいと思います。」という締めのコピーともに、生活者を主体としたメッセージとしている。 今回は、この新聞広告を自分なりに分解してみる。 すべてのビジュアルは、以下からどうぞ。 なぜ、5つのテーマなのか素直に考えると、生活者にとって身近なテーマを、カンパニーごとにピックアップするためだろう。

          SDGs、紹介するか?応援するか?

          媒体ハック広告の分解。[NETFLIX、Yahoo!]

          「新旧メディア」みたいな感じで、なんとなく紙とネット、テレビとWEB動画は対比して語られがち。そんな対立構造をうまくつかった、媒体ハック広告の紹介です。 まずは、NETFLIXの「人間まるだし。」から。 (「あまり知らない」という方は、実際のCMからご覧ください) ADBOXで裏話を聞くと、はじめは素直な全裸監督のプロモーションだったみたいですが。そんな事情はさておき、めちゃくちゃかっこいい。 媒体の特徴をざっくり整理してみると、こんな感じ。 「テレビでは、攻めた番組

          媒体ハック広告の分解。[NETFLIX、Yahoo!]

          Withコロナのバーゲン広告。[商業施設編]

          都市部で新型コロナが増えつつあるけれど、プロ野球も観客が入るようになり、すこしずつ新しい日常が広がっている。 そんななかの、夏バーゲン。梅田にある商業施設のバーゲンビジュアルをまとめてみると、いろんな工夫がわかった。 殺到NGの集客は、どうすればいいのか?バーゲンといえば、開店待ち&レジ待ちの行列や激混みの店内。ザ・三密。 人が殺到しやすいのは、イベントとおなじ。ビジュアルにおいても、昨年どおりではいけないと考えたのは当然かもしれない。深夜にも関わらず、200人が詰めかけた

          Withコロナのバーゲン広告。[商業施設編]

          D&AD2020受賞作品の分解。[感動CM編]

          30代に突入して涙腺がもろくなる一方なので、D&AD2020受賞作品のなかから、「素敵だなぁ」と思った感動CMをまとめてみた。 社会課題に向きあう姿勢に、すでに感動しているフシはあるけど。もちろん、それ以外もあります。「慈善団体の広告もストレートでいいなぁ」「企業広告の方がグッとくるよな」とか思いながら、見比べてみてください。 ちなみに、感動する理由もまとめて書こうと思ったけれど、以前から別テーマとして考えをまとめてみたかった部分なので、またの機会に… それでは、珠玉の8選

          D&AD2020受賞作品の分解。[感動CM編]

          D&AD2020受賞作品の分解。[すごい仕掛け編]

          ロンドンで開催される、国際広告アワードのD&AD。 まだ、ペンシルが決まっていない部門もありますが「adgang見てたから知ってる」というものから「まったく知らんかったけどスゴイ!」というものまで、世界の素晴らしい広告がたくさん掲載されています。 ふだんの仕事でこんな打席がまわってくる予定はありませんが、いつかのために、自分なりにポイントなどをまとめてみました。 それでは、さっそくどうぞ。 「問題」と「号」という意味がある「Issue」をつかったタイトル、素敵。

          D&AD2020受賞作品の分解。[すごい仕掛け編]

          ファッション広告の分解。[商業施設編]

          おしゃれ広告(呼び方がおしゃれじゃない)の代名詞、商業施設のファッション広告。広告業界にいなくても、パルコ・ルミネ・ラフォーレなどの広告は目にする機会がある思う。ぼくも、関西の商業施設の仕事をいくつか担当させてもらったので、その仕事から学んだことをまとめてみる。 ちなみに、商業施設のことはSCと呼んでいて、ファッションビル・駅ビル・地下街など、さまざまな形がある。全国に3,209施設もあるらしい(2019年末時点)。 なにを広告しているのか?まずは、商業施設のファッション広

          ファッション広告の分解。[商業施設編]

          出勤を待ちかまえていた、150才のコニシ。

          ひさびさの出勤。 梅田に着くと、コニシの連貼り広告があった。 もともと目立つカラーなので、存在感がすごいのなんの。 まごうことなき小西真奈美である。 いや、コニシ真奈美か…? 調べてみると、特設サイトに周年広告がいっぱい載っていた。 コピーっぽいコピーがふたつあったので、ご紹介。 さて、ひと通り見たところで、 なぜこのような周年広告にしたのかを考えてみたい。 まず、コニシでいちばん有名な商品はコレだろう。 図工でお世話になった「木工用ボンド」だ。 あまりにも有名す

          出勤を待ちかまえていた、150才のコニシ。

          おうちハネムーンに、さよなら。

          今日で、在宅勤務が終わってしまう。 運動不足になりがちだったこと以外は、とてもいい時間だった。 いつもより寝ていられるし、公募の時間もとれたし、好きなだけ鼻もほじれるし、ベランダで日差しをあびながら仕事できるし、帰り道の買い食いリスクもないし。 あと、妻とふたりで、のんびりした生活ができたし。 うっかりのがした新婚旅行記事トップの写真は、去年の4月にいった宮古島で、わいわいしながら撮ったものだ。しかし、その旅行以降は、怒涛の日々だった。 10月の結婚式にむけて、お互いにあー

          おうちハネムーンに、さよなら。

          BEAMS「会いたい。」は、一見ふつうすぎる。

          なんやこれ。 はじめて見た時の感想は、正直それくらいしか出てこなかった。これまでの広告。ON CORONAでの展開。いずれも素敵だなと思っていたからこそ、「いくらなんでもストレートすぎでは…」と思いつつ。「いや、それがBEAMSらしさか」と物分かりよく、スルーしようとしていた。 王道を歩んできたBEAMSの広告王道といっても、よくあるということではない。ただのセレクトショップではなく、カルチャーをつくるショップであると再定義(※1)。その上で、心のまんなかに届くような、まっ

          BEAMS「会いたい。」は、一見ふつうすぎる。

          WITH CORONAを、どう描くか。

          5月14日、39県で緊急事態宣言が解除された。まだ解除されていないのは、8つの都道府県(※1)のみだ。しかし、外出やイベント開催の自粛要請は継続するとしながらも、大阪・兵庫・京都は5月16日から大規模な商業施設などを対象とした、大幅な要請解除に踏み切った。つまり、WITH CORONA(※2)がはじまった。 ※1 北海道、関東(東京・神奈川・埼玉・千葉)、関西(大阪・兵庫・京都)。 ※2 WITH CORONAなどの名称については、SIGNINGの資料を参考にしました。 W

          WITH CORONAを、どう描くか。