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牡蠣にあたる原因を探る【腸炎ビブリオ編】

ノロウィルスも貝毒も基本的には食べる人間の落ち度が少ない牡蠣にあたる原因だと思いますが、腸炎ビブリオりはそうではありません。

生肉にはカンピロバクター、鳥や卵はサルモネラ菌。そして生の魚介類には腸炎ビブリオというように、食中毒になる原因菌としてはとてもメジャーな細菌です。
腸炎ビブリオ菌に感染すると、おおよそ11から18時間くらいの潜伏期間を経て腹痛、下痢、嘔吐、発熱の症状がみられます。重篤な場合は死亡例もありますので、発症した場合は病院などに行く必要がありますが、解毒方法は確立されていませんので、基本は対処療法になります。

では一体どうやって感染するのでしょうか?
 実はこれは食品の管理方法や、調理方法に問題がある場合がほとんどになります。腸炎ビブリオ菌はそもそも海水に存在している菌で、食べてしまってもほとんどの場合胃酸で死滅してしまい、感染部位の主張に到達できません。
25℃から37℃下で爆発的に増殖します。逆に10℃以下ですとほとんど繁殖することはありません。つまり、食品の温度管理によって感染のリスクがコントロールできるのです。

あと気を付けることは、まな板の上や手についた菌が増殖し、せっかく可食部位に気を使っていても菌が増殖してしまうことがあるということです。

きちんと衛生管理をして、食中毒には気をつけたいですね。





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