シンウルトラマンのモヤッするところ(ネタバレ注意)
シンウルトラマンのネタバレを含む内容なので、本編をご覧になっていない方は、ここから先の閲覧はおすすめしません
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わかり味が深いと言われている米津玄師さんの主題歌「M八七」
「痛みを知る ただ一人であれ」
にずっと引っかかっていた
元ウルトラマンはうっかり事故で死なせてしまったハヤタ隊員に、生命を分け与え身体を共有することになったから、一人ではあるけど独りではないはず
一方、シンウルトラマンでは神永さんの遺体は別個で存在しているようなので、上記の歌詞通り「ただ一人」なわけである
ということは、「うっかり事故で死なせてしまった知的生命体が興味深い行動をとっていたので、記憶を読み取りすり替わってみた」というSF的にはかなりヤバぇヤツなわけである(いかにも宇宙人っぽい、という意味ではありなんだけど)TV版のデビルマンみたいな感じ?
記憶を読み取ったことで、人の心を知り
「そんなに好きになったのかウルトラマン?」
となるわけなので、製作側の意図通りはあるのだと思うが
ミスがあるといえ、自分の親指程度の生き物に対して、生命を分け与えた元ウルトラマンの情の深さと比較すると、シンウルトラマンにはモヤっとするわけです
が、この話はここで終わらない
メフィラスが自星で制作したβボックスを「あれほどは小型化されてはないませんが」とβカプセルが「生物を巨大化する機械」だと説明し
そのデモンストレーションとして隊員の一人を巨大化させるし
ウルトラマンとの決戦に至る際に、自分も巨大化してみせる
そう、βカプセルは生物を巨大化する機械なのである
けど、この物語の中ではウルトラマンこそが実態であり、神永は仮の姿
である
光の国からきたゾーフィはウルトラマンと同じくらいの巨大な姿であるので、光の国の人たちはデフォルトがあのサイズなんだろうと思われる
とすると、βカプセルはウルトラマンが神永になる際にこそ使用するべき道具で、解除した姿がウルトラマンなハズである
つまり、βカプセルは巨大化ではなく縮小化する機械で、βボックスとは真逆の機械なのではないだろうか
・メフィラスがすっかりβボックスとβカプセルの仕組みを勘違いしていた
・ウルトラマンもゾーフィもデフォでは地球人と同じ大きさだった
以上の2点の可能性も無いわけではないけど…
でなければ、ウルトラマンはβボックスを使用することで、さらなる巨大化も可能なんだろうか?
と考えるとなかなかモヤっとするわけである
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