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おいしい思考 ~概念を埋め込む

思考とは自己と自己との言語を介した相互行為であり、そこで生成された言語を自ら受け取りさらに言語を生成するという、知覚-行為のサイクルである。

それは自己を環境とした環境との関り合いの高速循環であり、圧縮された意味と価値、いうなれば概念のようなものを生む。それは直接的な物理的環境との関わりあいによって得られる意味や価値とは異なるが、人間にとっては特別な意味と価値を生むものである。

その概念は環境に提出されることで、身体的に関わる環境と同列の、生態学的に<生きること>の文脈上に乗るように思う。それによって、直接的な周囲の環境との関わりあいにも変化をもたらせる。それは知覚の技術の獲得といえるし、今ここでこれを書いているのも同様の作業であるように思う。

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