[野球][北海道日本ハムファイターズ観戦日記 2022]4/11 佐々木朗希の完全試合

 プロ野球ニュースで、ですが佐々木の完全試合を見ました。

 完全試合ができるかどうかは運も大きいと思います。プロ野球史に残るような名だたる大投手たちも、ノーヒットノーランまではできても完全試合まで達成できた人はほとんどいない。実力プラス、強い運が必要なのです。でも佐々木の場合は運の要素はほとんどないように見えました。ヒット性の当たりは全くなく、それどころか打球がマトモに前に飛ばない。そもそもバットに当たらない。19奪三振ですからね。これは完全に実力。そりゃこれだけの球を投げれば完全試合ぐらいやるでしょう、という感じ。投球の割合を見るとほとんどストレートとフォークしか投げてないのに。凄かった。そして、これからもっともっと凄くなるはず。まだ20歳ですからね。ノーノーでも完全試合でも、これから何度でも達成するんじゃないか。

 ウチの投手との比較で言えば、今後登板ごとのムラがなくなり、ハイレベルの投球をコンスタントに長いこと続けられれば、大谷もダルビッシュも超えられるはず。

 こんな凄い投手の成長過程をともに過ごせるんだからロッテファンが羨ましいです。この快挙を現場で目撃した人は孫の代まで自慢できるよね。まさに歴史の証人。

 当然佐々木君はハムもドラフトで指名して1/4の確率の抽選で敗れたわけですが(外れ1位は河野。佐々木、河野の抽選に敗れたオリックスが指名したのが、この日投げ合った宮城)、もしハムに入団していたらこんなに見事に育てることができたかどうか。前任監督が浮かれて初年度から1軍で使いまくって故障してたかもね。お気に入りの選手はファームじゃなく手元に置いて「自分が育てた」という顔をしたがる人だったから。

 こうなると当然「いつメジャーに行くのか?」という声が湧いてきます。ダルビッシュも「今すぐメジャーに来ても同じようなピッチングができるはず」とお墨付きを出してましたからね。もちろん今オフとか来オフなんてことはありえないでしょう。入団時にそういうサイドレターでもあれば別ですが、ロッテ球団も、丸2年大事に大事に育てて、ついに花開いた才能をそう簡単に手放すわけにはいかないはず。普通に考えて25歳になる5年後にポスティングで、という感じでしょうか。でも去年の山本由伸並み、つまり沢村賞クラスの成績を今年から3年ぐらい続けて残してロッテを日本一にでも導けば、25歳前にポスティングされるかもしれませんね。そして、その可能性はかなり高いと思います。もちろん本人がどう考えているかはわかりませんが。

 凄い選手の凄いプレーを見ると、どの球団の選手であれ感動するし自然に笑顔になりますね。まだ20歳。おまけにバッテリーを組んだ松川は高卒1年目の18歳だよ。夢と希望と可能性しかない若者たちの未来に祝福を。野球は楽しい!




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