[オーディオ]SILENT ANGEL製品の不具合について

 私も使っているSilent Angelというオーディオメーカーの出しているストリーマー/ネットワーク・トランスポートが、Amazon Music HD対応を謳いながらAmazonのハイレゾ再生に対応していないという指摘がありました。以前ROON導入の際にお世話になった逆木一さんというオーディオ評論家の記事です。具体的には

M1/M1Tで再生する場合は96kHz/24bitでの出力が最大レート
B1/B1Tで再生する場合は44.1kHz/16bitでの出力が最大レート
 これはアナログ出力時も同様
Z1においても、Amazon Musicの再生は96kHz/24bitが最大

だそうです。私の使っているのはM1Tですが、私はふだんサブスクはTIDALとSpotifyしか使ってないし、つい最近Amazon HDに復帰したものの、聴くのは邦楽だけで、それも必要に駆られた時以外聴いてないので全然気づきませんでした。しかも192kHzのハイレゾなんて私のふだん聴いてるようなポップ・ミュージックにはほとんど無いので、192が通らなくても全く気になりません。もちろんローカル音源やTIDALのハイレゾは普通に再生します。

 でもAmazon中心に聞いてる人、それもクラシックやジャズを聴いてる人は気になるかもしれない。WiFi/Bluetooth対応のB1やB1Tを使っていてAmazon のハイレゾを聴きたい人も困るでしょう。でもそんなに長いことおおっぴらにならなかったってことは、Silent AngelでAmazonを聴いてる人があまりいなかったのかもしれません。

 いずれにしろAmazon HD対応を謳っていながら上記のような状態じゃ、それは看板に偽りありでしょう。Silent Angelは最近までMQAへの対応も遅れていたし、ソフトウエアの技術力がイマイチなのかもしれない。音質は悪くないと思うし、アプリの出来はいいと思うんですけどね。DENON/マランツのHEOSもAmazon対応には苦労しているし、Amazon側にも問題があるのかも。

 この不具合がこうしてプロのオーディオ評論家の口から広がってしまった限りは、Silent Angelの売れ行きに影響が出る可能性があるし、今持ってる人も他社への買い替えを考えるかもしれません。認識していて黙っていたのなら、輸入元の完実電気の責任も問われるでしょう。でも上記したように私の使用環境ではほとんど関係ないので、そのまま使うことにします。いずれアップデートもされるだろうし。それにSilent Angel関係は強化電源とかスイッチング・ハブとかいろいろ併用してるので、乗り換えるのも面倒なんですよ。第一、オーディオ関係はほかにいろいろお金を使ってて先立つものがありませんしw それにSpotify HiFiがローンチしたらAmazonには入ってる理由がなくなっちゃうんですよね。

 いずれにしろ、こうしてコンピューター技術が大きく絡んでくるネットワーク・オーディオは、ソフトウエアひとつがおかしいだけでいろいろ厄介なトラブルが出てくる。悩ましいところです。

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