[レビュー] BRIAN ENO / AMBIENT KYOTO :時間~TIME BOWIE×KYOTO×SUKITA / 鋤田正義写真展

 去る7月21日、京都までイーノ展を見てきました。

京都駅から6〜7分ぐらい

BRIAN ENO AMBIENT KYOTO

 いつものように事前の情報をほとんど入れず鑑賞。イーノのアーカイブ的な展示とインスタレーション的なものを同居させたような内容と思っていたら、サウンドアートとヴィジュアルアートを合体したインスタレーションが4つ別々の部屋で展開する、というもの。

 音楽もヴィジュアルもそうだが、非常にゆったりした流れの中で少しずつ少しずつ変化していくようなミニマルアート。具体性のあるメッセージや言語による情報、ドラマティックな展開もなく、ひたすら曖昧でアンビエントでアブストラクトな映像と音楽が続く。そういう長い時間の流れに身を任せてぼんやりしたり瞑想したりイマジネーションを働かせたりするもので、そういうのが好きな人は何時間でも浸っていられるが、合わない人は30分もあれば身終えてしまうだろう。私は合計2時間ぐらい滞在したが、もっとずっといてもいいぐらいだった。また体験したいと思うが、京都だとなかなか気軽に行けないのが残念。混雑する中、慌ただしく体験するには向かないと思われるので、比較的ゆったり見られると思われる平日に見るのがおすすめ。

図録

 そして見終わったあとは、同じ京都で開催していた鋤田正義の写真展へ。

京都駅駅ビルの伊勢丹7Fにて開催

時間~TIME
BOWIE×KYOTO×SUKITA リターンズ
鋤田正義写真展

 鋤田正義が京都で撮ったディヴィッド・ボウイの写真を中心とした写真展。ボウイが写ってない京都の写真とともに、京都とボウイの関わりを見せる。京都以外のボウイ写真もたくさん。ほとんどがボウイ・ファンなら一度は見たことのあるはずの写真ばかりだが、鋤田さんの撮るボウイはどれもカッコよくていつも見惚れてしまう。ボウイの美貌は京都の街並みにも馴染んでいる。コンパクトだがいい写真展だった。

 イーノ展と相互割引をやっていて、チケットを見せると100円引き。


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