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noteで2023年のハチェットを振り返る話

おはようございます。ハチェットです。

毎年音MADREELを出してサクっとその年を振り返っているのですが、今年はnoteでまとめてみようかなって思います。

いつもの形式だと動画+2行ほどのコメントって感じで色々と振り返っていたのですが、ちょっと今年は2行じゃ足りないものが多くてね……あと動画以外にも振り返りたいものあるし。

というわけで今年は珍しく、文章で振り返っていこうと思います!!なにせけっこうスゴい1年だったもんで!!


※本音多めで語ってます。不快に思ったらごめんなさいね

個人作の話はしません

0月

昨年末にでかい動きがあったので書いちゃうぞ!!!10選的には「今年」の範囲だからセーフ!!!

何があったのかといいますと、まず制作に半年もかけたゴツい合作が投稿されたのです。

内容を簡単に説明しますと、人力が得意なイメージのある音MAD作者+αを呼んで素材を2種類だけ使わせてインビジブルのデュエットをさせるという合作です。+αは間奏担当とかサビの映像担当とか音声まとめとか。

これ、いつものハチェットの合作とは毛色が違いすぎます。内容があまりにも真面目で真剣すぎる。まさかまさかの技術10割構成。そのため「お前こういう合作も主催するんか!!!」って思った人もいることでしょう。ビックリですよね。

普段やらないタイプの合作をなぜ半年もかけて行ったのか?実はその答えは至極単純であり、インビジブルの音MADが無さすぎるからだったのです。

高校生のとき、普段からボカロ曲を追っているわけではない私が「あ、この曲すきだ!!かっこいい!!!」となった思い出の曲。
たしかな知名度と再生数、ハイテンポで中毒性の高いBGM、実はけっこうシンプルな構造のPV……

しかしニコ動における「インビジブル 音MAD」の検索結果は!!!
なんと実質3件!!!!!どうしてこんなに少ないんですか!!!!!!

大好きな曲の音MADが増えてほしい、というか大好きな音MADの最高傑作を見たい、その一心で開いた合作がこの人力合唱インビジブル合作だったのです。合唱形式にした理由はオールスター感を出すため。

結果的に出来上がった合作は最高のものでした。私1人じゃ1パートも作ることのできない、とてもクオリティが高く聴き心地も良い、映像もかっこいい完璧なインビジブルの音MADが出来ました。改めまして参加者の皆様ありがとうございました!!!

でもインビジブルの音MADは増えてない!!!!!


他には関わっている合作が2本公開されましたね。1本目はこちら。

これはおもしろいことができたので満足しています。具体的には「ミスリードがうまくいった」という点で。

元となったメドレーってアルティメットセンパイとBaqeelaが同時に流れるパートがあったんですよ。でもパート区分のスプシは「アルティメットセンパイ」「Baqeela」としか書いていないのですよ。この重なっている部分どうするのよ!!と話し合った結果、アルティメットセンパイパート担当の私がそこの重なっている部分も作ることに。ただしBaqeelaパートで使われる素材を用いて。

Baqeelaパートで使われる素材はイタコ(日常)とのこと。中之条くんがイタコに降霊術をお願いするという内容のシーン。だったら私は中之条くんをガッツリ使って「なるほどそいつがモブなのか」と思わせてからの次パートでイタコ!!!!!というミスリード作戦を思いついて実行したのです。それなりにウケた。よかった。


で、2本目なんですけれども……

これについてはですね、界隈との距離を感じましたね。

参加の経緯としましては、いわゆる合作内合作のメンバーとして誘われたのです。このときは合作全体についての情報は一切知りませんでした。「こういうことやりたいから協力して!合作主催には内緒で!!」と合作参加者に誘われて楽しく動画を作ってその参加者に提出、と。まあここまでは割といつも通りでしたね。

その後参加した合作が公開されるとのことで、どっかの通話用サーバーが動いたためご一緒することに。そこで流れた合作は音MADの最先端をいくような素晴らしいクオリティ!!美しい音声!!愛に溢れる綺麗な映像!!ときにははっちゃけ、ときには感動を与える大ボリュームの合作!!!!!

見終えた感想としましては、とにかく長かったっすね。もうね、体力すっからかんになった。まさか58分もあるとは思わなかった。長くて30分だろうと思ってた。

でも他の通話メンバーは全然疲れている様子が無かったのです。というか、疲れよりもむしろ最高の58分間を堪能して興奮が収まらない様子が顕著でした。あそこのパートが良かった~と盛り上がっている様子。モチベも上がっているようで。そうなのよ、この作品に対しての反応はこうあるべきなのよ。

でも私は疲れていました。見てるときも途中から「私が関わったパートまだ??」しか考えていなかったです。流れている作品が超大作であることは百も承知。でもそれを前にまったく盛り上がっていない。感受性捨てたんか?となりました。

最高の音MADのはずなのに、仮にも音MAD作者である私はなぜ心を高ぶらせないのか?老いなのか?まったく分かりませんでした。ひとつだけ分かったのは、この作品は私の理想としている作風と真逆のものであるということでした。

この作品で私は元々抱いていた「自分自身の目指している方向が界隈全体の傾向とまったく合っていない」という考えをさらに強くしていったのです。


1月

年始のTL「第2回音MDM!?!?!?マジ???」「すっげえ豪華なメンツだ!!うおおおおおおおお」「絶対見る!!!!!!」「ちくしょうメンバー入りしたかったあああああああああ」「どうでもいい」「思い出の中でじっとしていてくれ」「あけおめ」



私「どうでもいい(口には出さないけど)」

ぶっちゃけ無関心でした。昨年末の出来事があったからでも「みんなが注目している事柄に対して一緒に盛り上がるのってダサい」みたいなことでもなく、そもそも他人の作品への関心があまり無いのです。
だから音MADの頂上決戦みたいなのが行われると言われても「へー、それはすごいことですね」くらいの関心度。ハッキリ言って見る気は0でした。(でも微熱さんが誰と組むのかだけは気になってた)


暗めの話題ばかりだな!!ちょっと明るいのいこう!!参加している合作の1つが公開されました!!!

この合作ですが、誘われたのが2021年11月!提出したのが2022年2月!投稿されたのが2023年1月!今年という実感が無い!!!!!

この合作は珍しく他人のパートに関心を持ってます。具体的には自分のパートの次、そして次の次がマジで好き。みんなきれいだね~('_')

自分のパートについてはダジャレ多めでイイネ!くらいしか語ること無し!!!!!次っ


2月

なんにもないすばらしい如月だった


3月

なんにもないすばらしい弥生……おや、なにかDMがきたぞ



FROM NASU_PMEN


………………………


(全文をしっかり読む)


はぁ~~~~~~~~~~~???????

いやあ、驚きましたね。色々あって「おれァ界隈のハグレもんでいっ!」ってなっていた時期にまさかのお声がけですよ。気持ちとしては自暴自棄になって路地裏でビール飲んでるチンピラに有名企業のCEOであるスーツ姿の男がスカウトに来たって感じですよ。

驚きまくったけどやっぱり嬉しかったですね。というのもMDMという企画そのものには先述のようにあまり関心が無かったのですが、私は動画で誰かと殴り合うのが大好きなんです。(音NCMや大内生選手権みたく)
あと「声がかかったということは運営内で参戦に相応しいと思われたってことでしょ?」ということもまた嬉しさのひとつでした。
参戦した他の理由には「仲良しで尊敬している作者であるばとじっぷさんからのSOSだと!?!?」というのも。

というわけでやさぐれ作者、喜んで馳せ参じました。

サーバーにおける第一声がこちら。有言実行イケメン作者

おかげさまで落ちまくった自己肯定感が少し戻ってきました。しかし自分の中の「界隈との距離」という疑問は未解決のまま。これを胸にハチェットはどう戦う?


4月

表向きはなんにもないすばらしい卯月だった

裏では色々やってましたよ!!!!編集後記見ていただければ分かりますけども!!!!!!


(実は参加していた合作が1本出てますがスベったから詳しくは触れない)


5月

なんとここで、でた~~~~~!!!!

ゴツい合作!!!!!忙しい時にもかかわらず!!!!!

この合作が動き出したの、昨年の12月末なんですよ。このときは音MDM天なんて存在も知らなかった。
ちなみに先述のように界隈との距離が~って思いもあったんですけれど、これと合作主催についてはまた別!!むしろ界隈の流れに乗った皆様の力を借りることによって素敵な合作を作り上げようぜ!!!って感じになっていたので問題なし。
合作を開く一番の理由は「私が完成品を見たいから」につき、界隈の流れとかとは無関係なのです。でも合作主催じゃないとき、すなわち誰かに見てもらうために動画を作る際に先の問題は発生すると。

それは置いといて、この合作の最大の特徴として「作りたいパートを好きなだけ作っていい」とあります。締切までの期間中、どのパートを作っても問題なし!ただしパートごとに使用素材は変えること(1つの素材に占領されちゃたまったもんじゃないので)というルール。

これのスゴいところはシステム上遅刻者が発生しないのです!!!他の合作のように「このパートはお前が、そのパートはお前がやる」みたいに決められているわけではなく、単に参加者が期間内に作ったパートを出すだけなので遅刻とか穴埋めとかそういう概念が存在しない!!ちなみに「締切過ぎたら一切受け取りませんよ」ってルールもちゃんとあります。

という感じに生み出された自由な合作は、奇跡の合作となったのです。意味は動画本編見たら分かるで~~~

ちなみに裏話として、参加者を決める際に「忙しそうだし音MDM天の参加者は招待候補リストから外そう」って決めていました。数か月後、自分自身が忙しくなりました。


6月

音MDM天に参戦したことが公表されました!!!

「おめでとうございます!!」「お前マジか!?!?」「支配層やんけ」「ハチェ様~~」「こわい」等のあたたかいメッセージをたんまりいただきました。

そういえば発表前にわざとらしく参戦を匂わせていた無関係なお方がいましたが、そのお方についてはむしろ「追加ファイターに注目浴びせてくれてありがと」って思ってます。おかげでうまく息を潜められたぜ。

あとオフ会で会った音MAD作者と音MDM天の話題になったときに一生懸命しらんぷりするのがけっこうキツかったですね~。背徳感とかじゃなくてシンプルに嘘が下手って意味で。参戦後もうっかりまだ発表されていないコンビについての情報を言わないよう気を付けたりとけっこう大変でしたね。

ちなみに音MDM天の進捗はとても良かったです。早く仕上げて後から手直しスタイルが強いんだぞ、御仁?


7月&8月

なんにもないすばらしい文月&葉月だった


9月

決戦だああああああああああああああああああ!!!!!!!

結果についてはおそらく皆様ご存じだとは思いますが、ここではどのような想いで戦いに臨んだのかを語っていこうかと。


まず私は音MADのことを単なる手段だと思っています。数ある動画の作り方のうちの一つ。「ゆっくり解説」「踊ってみた」「音MAD」みたいな。これが意味するのは、我々が作る物は音MADである前に「動画」であるということ。そして音MADの役割はその動画をよりよいものにすること。料理でいうと「煮込む」とか「炒める」みたいな工程のポジションだと思っています。

では手段の対義語は?

もちろん、目的ですね。音MADが目的。音MADであることが大事。なんか、こっちの方が正しそうですよね。私もその考えが間違いだなんて言うつもりは毛頭ありませんし、音MADそのものに愛を注ぐ方々がこの界隈を支えていくだろうと思います。そもそも、音MAD DREAM MATCHですよ。音MADそのものへの情熱が無いと成り立たない企画ですやんか。

しかし私はその戦場にて音MADをあくまでも単なる表現の一つとして扱ったMAD動画(BB劇場)で勝負を挑もうと思いました。音MADがメインではないがBB劇場を盛り上げるための要素としてとても大きく貢献している、ひとつのツールとして最大限の力を発揮するのもまた正しい音MADの形であるということを証明したかったのです。


薄々勘づいているかもしれませんがこの際ハッキリ言っちゃいましょう。

私、音MADが好きだから音MAD作ってるわけじゃないんですよ!!!!


作りたい動画を作る際に音MADという表現がなにかと便利だから使っているだけ!!あくまでも私が好きなのは愉快なおもしろ動画であり、音MADの要素については「あった方が面白くなるんなら入れた方がいいよね」程度にしか思ってません!!!!

(一応の補足ですが、「面白さに力を入れていない音MADが嫌い」ってワケではないんですよ!?私と真逆の作風で頑張っている人たちのことを私は尊敬、応援しております。あとたまに真面目な内容でも「好き~」となる動画、あります)


自分自身の目指している音MADがどういうものかを見つめ直してみることでよーく分かった!!昨年末の疑問も解決した!!音MADそのものが好きじゃないのならゴツい音MAD見て心が高鳴らなくても仕方ないよな!!!

じゃあ合作はどういうモチベで主催しているんだ?答えは簡単だ!!「作りたい動画を作る」の延長に過ぎないんだ!!!!自分自身が作りたい、または完成品が見たいと思ったものがたまたま音MADだったってだけ!!!!


いやースッキリしたぜー 我ながら衝撃の事実だね!まさか音MADの頂上決戦に臨むとなった際に「おれ、音MADそのものに対する愛そんなに無いぞ!?」となるとは……

話を戻しましょう。私は音MADを道具の一つとして最大限輝かせようとしました。メイドインワリオパートとか顕著ですね。あくまでもメインのプチゲーム自体はおもしろBB劇場ではあるものの音MADではない。しかし成功時に流れるウンチィィコォォォォング♪については紛れもなく音MADの要素であり、面白さを際立たせる必要不可欠な存在である!!こういうことなんですよ!!私にとっての音MADというのは!!!

この辺のひん曲がった考えについては相方とそんなに共有していない(天チは音MADがメインではないが大事なサブであるという認識は共有した)のですが、結果的に足並みは揃っていたんじゃないかって思います。相方には素直な音MAD好きであってほしい(余計なお世話)


無事に作品は完成し、あとは放送を待つのみ……ここで心配していたこととして、「こんなの音MADじゃないやい!!!認めねえ!!!!」という意見が大多数を占めることですね。もしそうなった場合は……どうしていたでしょうね?案外素直にごめんなさいしていたかも?謝りはするけれど、いよいよこの界隈にいられないってなっていたのは確かでしょう。なにせ理想の音MADをぶつけた結果がそうなってしまっては、ねえ。


ですが実際はウケた~~~~~~~~。これで、いいんだ!!!私は間違っていなかったんだ!!!!こういう音MADも認められるんだ!!!!!!

とても救われました。私が思っている以上にこの界隈は優しかった。こんな形の音MADも多くの人が認め、評価してくれるんだと。私が理想としている音MADとは真逆の音MADこそが界隈の中心であることに変わりは無いのかもしれないけれど、私もしっかりと界隈の中で輝けるんだ。

ありがとう、音MAD。さっきは好きじゃないって言ってごめんね。


あと打ち上げも心置きなく楽しめたよ。


10月

最強無敵スーパーウルトラ神神神合作のよしみでお菓子の家合作に参加したよ!!お菓子の家さんとの関わりは無いよ!!!!


11月

音MADスタートダッシュのアドバイザーとして活動していた期間ですが、おそらく役に立った<迷惑をかけただと思います!!反省!!!!

ちなみに参加した理由は私と同じような作風の人がいないか、いたとして何か悩んでいないかが気がかりだったのです。余計な心配でしたね。


公開された合作はこれとか。MDM天のよしみで参加。

松岡修造前田利家説……うーん、どこからこんな発想に至ったのか。よく覚えていないけど参加決めてけっこうすぐに思いついていたような?当然ですがアナグラムが一番大変でした。頑張った甲斐あってけっこう形になったと思ってます。


あとこれも公開されましたね。

ぎょうにんべん やま いち くろ のぶん バイ かびる~

いやー、バッチリはまってましたよね!!!!

実は作った側は一喜一憂したパートなのですが、好評のようなのでヨシ!!!!!!


12月

今年は10選マイリス作るぞー。「え?音MADが好きじゃないのでは?」と思うかもしれませんが、音MADであろうとなかろうと面白い動画が大好物であるのに変わりは無いため、せっかくなのでおもしろ音MADをかき集めてそれを10選マイリスとしたのです。

良い出来だよ!!


そして今に至ると。色々と悩んだけれど吹っ切れた1年でした!!好きなものが認められ、界隈との距離が縮まったように思えたっていうのが特に大きかった!!!来年も元気に音MAD界隈内で頑張っていこうと思います!!!


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