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irodoriのおと013:HIRANAGA COFFEE平野和茂さん

桑折町に出来たHIRANAGA COFFEE
飯坂町にあるCAFE HIRANAGAの店主でもある
平野和茂さんと永井美佐子さんが立ち上げたお店だ。
ひょんなことからスタートしたカフェだったようだが、
私自身、初めて訪れた瞬間から「あ、ここ。良いな」と直感で思うほど
非常に心地の良い空間だった。
店長の平野さんとのお喋りをぜひ楽しんでいただく。
ポッドキャストirodoriのおとは、こちらから↓

https://podcasters.spotify.com/pod/show/irodorinote/episodes/HIRANAGA-COFFEE-e2lng58

「たまたま」とうフレーズが多く出てきた平野さん
偶然が重なり続けたことで今がある。

平野和茂さん

小学校3、4年生の時に親戚のお兄さんが下宿していたそう。
そのお兄さんが珈琲好きで、半ば強制的に「飲んでみろ」と飲まされ
(しかもブラック!)「食べてみろ」と珈琲豆もバリバリと食べていたそう!
それが平野さんの記憶にある珈琲との出会い。
小学生にして何とも大人っぽい平野さん。
高校生の時には、インスタントコーヒーのパッケージが
ビジュアル的にオシャレだったという理由で買って飲んでいた。

HIRANAGA COFFEE(桑折町)
清潔感と開放感のある店内

それからも珈琲のある生活は続く。
アウトドアの際には、パーコレーターで珈琲を淹れて飲んでいた。
ただ市販の挽いた豆を使って、という程度だった。

そして40歳の時に、フィルムカメラを始めた。
SNSで珈琲をオシャレに撮影しているのを見て、
自分でも珈琲を入れてみようと思った。
そしてミルを買って、ドリップコーヒーを淹れるようになる。
ただ豆に特別興味はなかったので、適当に買って淹れていたそう。

たまたま珈琲ギャラリーさんに勇気を振り絞って入り、
少しずつ奥様とコーヒーの話をするようになった。
そこから「カフェをやってみようか」・・・という気持ちが芽生え始める。

マグのデザインには村上博さんが関わっている
irodoriのおと#9で登場

2011年東日本大震災が、平野さんの運命を大きく変える。
震災時、清掃関連の仕事であまりにも忙しすぎて第二の人生を、と考え始めた。
そんな時に、永井さんからお店やってみたら?という提案をされる。
本格的に珈琲の勉強を始めて、飯坂町のCAFE HIRANAGAがスタートする。

CAFE HIRANAGAを共同経営していた永井さんとは、
20代頃からの付き合いだそう。
当時は、色々な趣味を通した仲間(グループ)を作るのが流行ったそうで
そのメンバーの1人だった。
当時溜まり場になっていたカフェの話も興味深かった。

永井さんとは若い頃からの付き合い

平野さんは、「日常」に近い珈琲屋さんを目指している。
30代に行ったアメリカでの珈琲の日常感に刺激を受けた。
それを日本でも味わって欲しいという思いがベースになっている。

桑折町に出来たこのHIRANAGA COFFEEは、まさに日常感がある。
スーパーでの買い物の帰り。コインランドリーの待ち時間。
ぼーっとしたりお喋りしたり勉強したり。
街の中にさりげなく溶け込んでいる空気が、素敵だ。
何より「日常」を感じる。

献上桃の郷桑折町をイメージした
桃色のプレートも素敵

暮らしと地続きにコーヒーのある生活が息づく町。
また来よう。

平野和茂さん(左)と小野寺(中央)
急遽顔を出してくれた永井美佐子さん(右)

📍HIRANAGA COFFEE
伊達郡郡町字東段45-2
いちい桑折店内
平日9:30〜19:00
土日祝日8:00〜19:00
年中無休 臨時休業あり
店舗TEL:090-9288-6486


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