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書籍「ハチドリのひとしずく」がよい

#読書の秋2022

南アメリカの先住民に伝わる「ハチドリのひとしずく」というお話がよい。森林火災が起きて他の動物たちが逃げ惑う中、一羽のハチドリ(クリキンディ)は、火災に対してその小さなクチバシから地道に水滴をかけている。他の動物が笑う中、クリキンディはこう答える。

私は、私にできることをしているだけ

「ハチドリのひとしずく いま、私にできること」監修 辻信一, 光文社, P12

そして監修者 辻氏によって、大事な解説がなされている。
(マイケル:辻氏の友人であり、カナダの先住民族。)

またマイケルはこうも言いました。「怒りや憎しみに身をまかせたり、他人を批判したりしている暇があったら、自分のできることを淡々とやっていこうよ。クリキンディはそう言っているような気がするんだ」

同上 P20

SNS等によって嫌でも他人と比較され疲弊しがちな日々。
妬みや憎しみに従って親指でポチポチするだけで他人を批判できる現代。

クリキンディの姿勢を見習っていきたいものである。

以上
Uchida|知財ライター


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