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愛用スピーカー購入の経緯

オーディオ好き芸人、ジョニー小野です。

リスニングルームのスピーカーを自宅と入れ替えたのでご紹介させていただきます。

ディナウディオのコンフィデンスC-1signatureです。
数年前にディスコンになっているのですが、2年前に程度がよい中古品をDYNAUDIO JAPANさんにご紹介いただき、じっくり試聴した上で購入しました。

スピーカーの買い替えを考えていたタイミングで偶然手に入れたものです。

当初はB&Wの804D3かディナウディオのモデルチェンジしたConfidence30iが欲しかったのですが、かなり高額なので躊躇しておりました。

やはりハイエンドスピーカーならではの音場、音像、定位、音数が欲しくて、そうなるとペア200万前後の予算が必要になってきます。

この時点で愛用していたMONITER AUDIOのGX300は価格帯を考えると(価格変更が何度かありましたがだいたい定価70万前後)、十分に満足がいくスピーカーでした。

今ほど輸入スピーカーが高額ではなかったというのもありますが、いざ買い替えようとすると「コスパ」を考えてなかなか決め切れなかったのです。

明らかに「ワンランク上の音」を求めると100万円代中盤から後半のものになります。それと、見た目の好みとしてトールボーイが欲しかったため、必然的に値段は上がります。

予算の範疇ではありましたが、805D3に対して「ブックシェルフで100万すんのかい!!」という古い観念もありました。もちろん音を聴けばコスパ的満足度は相当高いです。

そんな時に、たまたまコンフィデンスC1の出物があると教えてもら試聴に行きました。実はそこまで期待していなかったのですが、聴いてみて驚きました。

繊細な表現力や音楽性の高い心地よい音は想像の通りでしたが、中低域が実に豊かなのと、音量を上げてもバランスが崩れる事なく迫力たっぷりの再生をしてくれたのです。

オーディオ雑誌でよく見かける「サイズを感じさせないスケール感」そのものです。

念のため現行のコンフィデンスと聴き比べました。音の方向性がだいぶ変わっているようで、キープコンセプトのブラッシュアップ版ではなく、完全な新製品だと感じました。

ディナウディオもかなりワイドレンジに振ってきているようで、実に現代的なサウンドです。その中に、ディナウディオならではの繊細な音楽表現がぎっしり詰まっています。

対して、コンフィデンスC1は小型スピーカーのお手本のような上品で細やかな再生をしてくれます。自宅で聴く音量や設置スペースを考えると、むしろ私の音楽鑑賞の空間からはブックシェルフが適切なのかもとも思い始めました。

とはいえ、現行コンフィデンスの音は魅力的。欲しい。好み。でも、中古のC1と比較するとお値段は3〜4倍。

ここでまたコスパの概念が湧きます。C1に対して「現行の1/3〜1/4の値段でこのレベルの音が出せるって、めちゃすごくね?」という思いで頭が満たされます。
そもそもC1は今に比べて定価が安い。更に中古だから、そりゃコスパは良いですよ。

で、結局決め手はDYNAUDIO JAPAN前田社長の「まだ若いんだから、上がりのスピーカーは先にとっておいてもいいんじゃない?」でした。

確かに、現行コンフィデンスは上がりのスピーカーです。お値段的にも性能的にも。
世の中にはもっと高額で高性能なスピーカーはありますが、私が今後も含めて手に入るオーディオ環境とシステム全体に投じることができる予算を考えても、よくて300万以下なんじゃないかと思うのです。

それでも私のようなものにとっては相当な贅沢ですし、人生の紆余曲折によって入手できない可能性もある価格帯。

そうなると、現実的に今購入できる金額であるC1は先々手放す際の下取りを考えても次の楽しみに繋がると思えてきました。

という事で、無事に手元に届いたのです。

だがしかし!!自宅に置いたため、聴く時間がほとんどない!!
うちには子供がいるので、私が帰宅する夜は音が出せず、週末はもちろん1人で音楽に浸る時間もないわけで。

なので、2年経ってようやく決心して事務所(という名のリスニングルーム)に移転させました。

それがこちらです。
やっと頻繁に鳴らせます。うーん、良い音。

ちなみに、このスピーカースタンドは凄腕の木工所に特注したものです。制作の経緯や内容もそのうちこちらに書こうと思います。

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