見出し画像

【走る×ミット打ち:アッパー編】リニアフォワードへの力発揮とアッパーパンチの関係性

※こちらの記事は有料記事となります。

皆さま

こんにちは。
『動きのレベルアップコーチング指南役』
小野明洋です。

さて、
「走る×ミット打ち」
シリーズですが、今回の記事でラストとなります。
これまでの「走る×ミット打ち」シリーズは、

【走る×ミット打ち 膝蹴り編】膝蹴りで足が速くなる方法って!?(※無料記事)


【走る×ミット打ち フック編】ラテラル成分の力発揮でダッシュ力を向上させよう。(※有料記事)


などが、あります。
今回の動画も含めて、これらの記事の動画は2024年2月24日に開催された、

『ストライクムーブメント小野道場「走る×ミット打ち」』

で撮影したものとなります。
小野道場では、ムーブメントファンダメンタルズを格闘技のミット打ちで感覚的に学習していくことを目的に、毎回テーマを決めて開催しています。

今回の記事は2024-02-24に開催された小野道場でのアッパートレーニングレッスンを元に作成しています。



ストライクムーブメントとは

「走る・曲がる・止まる」
スポーツに必須のこの要素を、安全かつパワフルに運用しようというのが、ムーブメントファンダメンタルズ(Movement Fundamentals)です。
その運用の際に活用しているのが、
「床反力 / 地面反力」
と呼ばれるものです。

ストライクムーブメント(Strike Movement)は、このムーブメントファンダメンタルズを格闘技のミット打ち(パンチやキック)を活用して感覚的に学んでいこうというトレーニングです。

ムーブメントの認定コーチであり元プロ格闘家でもある私が、運動パフォーマンスを上げるために様々な種目・選手・指導者にストライクムーブメントを指導しています。

この記事を読んでもらいたい方々

・陸上競技に関わる指導者・コーチ
・『走る』が必要な競技に関わる指導者・コーチ
・お子さんに足が早くなって欲しい親御さん
・アスリート / 選手
・単純に足が速くなりたい人

これらの方々に、この記事を読んでいただきたいです。
特にミット打ちという特殊なトレーニング方法なので、アスリートや選手個人に読んでもらうというよりも、指導されている側の方々に読んでいただきたいと思っています。

もちろんアスリートや選手の方々に直接読んでいただけるとメチャクチャ嬉しいです!
が、本音としてはアスリートや選手の方々には、直接ストライクムーブメントを受けていただきたいかなと思っていますので、選手からの直接のストライクムーブメント依頼をお待ちしています!(笑)

ミット打ち前後での走りの比較

前回のフック編でも掲載しましたが、ミット打ち前後での走りの比較動画です。

・腕振りと地面(床)プッシュのタイミングの同調
・ピッチの向上
・スピード向上による姿勢の改善
・骨盤スウェーの減少

など。
ミット打ちによる走りの改善が見られました。
実際の話で、

・ミット打ちを行った翌日に大会でパーソナルベストが出た。
・自身の改善点が明確になり、その後大会で勝てるようになった。

などの嬉しい報告を受けています。
この改善を引き出した、ストライクムーブメントの中で、今回はアッパーパンチ編をご覧ください。


そもそもアッパーパンチって?
アッパーパンチをやる理由は何?


この記事ではアッパーやアッパーパンチと呼びますが、いわゆる『アッパーカット』と呼ばれる種類のパンチです。
下から上へと突き上げるパンチで、ストレートパンチやフックパンチよりも床反力を得られます。
スクワットやクイックリフトなどの垂直方向への力発揮をほぼそのまま(少し斜め前方向にはなりますが)パンチ力へと利用できる、僕的には凄く良いパンチです(笑)

このアッパーのポイントとしては、トライポッド(足裏の三点ポジション)でしっかり地面を踏み、そしてそれをずらさず踏み続けること。この際に、膝の屈伸運動が出ると出力のタイミングがずれてしまうので、パワーポジションからブレないようにしてアッパーパンチを打ちたいところです。
こうすることにより、地面を踏むことによって得られる床反力がきちんと拳まで伝わってきます。

なので、場合によってはストライクムーブメントのウォーミングアップとして利用することがあるパンチです。
そんなアッパーなので、『走る』の時に力発揮の方向やタイミングを覚えていくのに最適だと思っています。
詳しくはこの後の有料部分で書いていきますが、この無料部分の説明と動画を参考にして、アッパーパンチ・ミット打ちをトレーニングに取り入れてみても良いと思います。
もっとポイントを知りたい方は、ぜひ記事を購入していただければと思います。

1・アッパーパンチで前方向への出力確認

ここから先は

2,570字

¥ 2,200

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?