出会いの素晴らしさ。
エウレカセブン26話『モーニング・グローリー』
何度見ても、神回である…
人と人が出会い、歩み寄って互いに変わる。その素晴らしさをここまでゆっくり、時間をかけて描いている。
今回気になったポイントを解説する。
ホランド「家出少年とゲッコー号、どっちを優先するかなんてガキでも分かる」
タルホ「フッ!じゃあアンタはガキ以下ね…」
ホランドの気持ちもわかるだけに辛い…
ホランド「レントンよりお前が大事なだけだ」
エウレカ「あたしは…あたしはそうじゃないよ…」
(自動ドアに何回も挟まれるブタのぬいぐるみ)
これはゲッコー号とレントン、どちらを取るかで板挟みになっているホランドを比喩しているのか??
それはともかく。
エウレカは今までホランドに守られる少女だった。しかし、エウレカは自分より大切な存在ができてしまった。愛されることも素晴らしいが、愛を与えることはさらに尊い
愛情を注いでも見返りのないホランド。情けない姿が悲しくも対比になっている…
ゲッコー号を飛び出したエウレカはチャールズに見つかってしまう。
巧みに攻撃をかわし、カットバックドロップターンをきめ、ボードからLFOに飛び移る…
レントンが助けに来て手を握り、膝の上に乗る。(これは完全に第2話のオマージュ!!)
レントン!私、レントンだからできたの、レントンじゃなくちゃダメなの、私はレントンが…!
私ずっと話がしたかったの、レントンと…
第2話では、エウレカを助けるためにレントンが飛びだした。今度はエウレカが飛び出した。
上記のセリフまで、分かりやすく第2話を丁寧になぞってある。
うまく説明できないが、もう好きすぎて好きな人になりたい的な、そんなエウレカが表現されている。ここにグッとくる。
(不思議なもので、髪も眉も無くなった今のエウレカの方が可愛い!!)
もともと感情がなかったエウレカが、どんどん人間っぽくなっていく。人は似たもの同士で集まるものだ。でもなぜか、自分とは違う世界の人間に強く惹かれる時があって、その人を真似して成長していく。
相変わらず、エウレカセブンには大切なことを教えてもらっている。
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