ジョーイ・マイヤーという男
1962年、ハワイ州ホノルルで
従兄弟に横綱、曙太郎が誕生する家系に生まれた
本名ターナー・ジョー・マイヤー・ジュニアは
高校を卒業した1981年、
カリフォルニア・エンゼルスから
指名されましたがこれを拒否、
ハワイ大学に進学しました。
1983年、改めてドラフト5位で
ミルウォーキー・ブルワーズから指名されて
入団すると、クラスAミッドウェストリーグの
ベロイト・ブルワーズで
打率3割2分、30本塁打、102打点の活躍を見せて
チームの3冠王を獲得、
1987年に昇格した3Aデンバー・ゼファーズでは
史上最長飛距離177メートル弾を放ちます。
翌年メジャーに昇格すると2年間で
156試合に出場、通算打率2割5分1厘、
18本塁打、74打点の成績を残した右打者に
パチョレック、ポンセに次ぐ第3の
外国人を探していた横浜球団が白羽の矢を立てました。
元助っ人クリート・ボイヤーから推薦され
マイヤーに会いに行った名スカウト牛込氏は
メジャーで控え争いは最低でも出来る実力があり
性格が素直なこと、そして外角のスライダーを
苦にしない事と自身で定めた条件を
クリアしていた大砲を見て獲得を決断、
身長191センチ、体重118キロの助っ人は
海を渡って来たのです。
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