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ダグ・ローマンという男

割引あり

1958年、アメリカ合衆国カリフォルニア州に生まれた
本名ダグラス・エドワード・ローマンは
ベーカーズフィールド短期大学を卒業した
1978年、MLBドラフト2巡目で
ミルウォーキー・ブルワーズに入団しました。

ブルワーズ傘下の3A
バンクーバー・カナディアンズでの活躍が
認められた1984年、メジャーに昇格すると
23試合に出場して打率2割7分6厘を
マークしましたが、翌年は思うような
成績が残せずに行き詰まりを感じていた頃、
横浜大洋ホエールズは
高木、加藤、屋敷の俊足打者3人を
スーパーカートリオとして売り出していたのです。

その年のシーズンオフ、主砲として
打率3割3厘、31本塁打、110打点を
記録していたレオン・リーを
「チャンスに弱い」という理由で解雇した球団は
韋駄天3人の後を打つ4番、5番の獲得に乗り出すと
MLB通算47試合の出場で打率2割4分7厘、
2本塁打という成績ながら
外野の守備もいい俊足巧打の
中距離ヒッターに目をつけました。

横浜の名スカウトとして名高い牛込氏が
選手を獲得する基準としていた、
メジャーでスタメンに名を連ねた事があり
走攻守のバランスが良い事。
変化球を苦にせず逆方向に強い当たりが打てる事。
自己主張をせず協調性がある事。
すべてに当てはまった身長183センチ、体重84キロの
28歳は海を渡って来たのです。

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