見出し画像

書きたいテーマは「私の好きなオープンスペース」

ソトノバライタークラス第二回の宿題は自分の書きたいテーマについてです。
私の好きなオーストラリアのオープンスペース(パブリックも民間も)プロジェクトを順次とりあげ、紹介していくシリーズを書いてみたいと考えています。
長年、現地で生活したからこそ語ることのできる生活者の視点、設計者の個性やストーリー、ローカルマーケットの個別事情などを盛り込んで、他の記事との差別化を図りながら、素敵なオープンスペースを紹介していきたいと思っています。
メインターゲットは一般の読者としますが、関連業界の人にも同時に技術的な情報を提供できるような記事とし、この記事を通して達成したい長期的なゴールやそのための課題、そしてこのテーマに関する私の思いをまとめました。

長期的なゴールは日本に合う理想の「ソト」を思い描くこと

この長期的ゴールへたどり着くためのプロセス、及び中長期的なステップとして下記の項目を挙げたいと思います。
1. まずオーストラリアのプロジェクトを見ていく。
2. それらのプロジェクトを分類してみる。(分類方法は未定)
3. その分類に基づいて世界や日本の事例と比較して、特徴を抽出・分析する。
4. どうしてそのような特徴があるのか、背景をスタディする。
5. 現在の日本における「ソト」の状況について、その物理的、政策的な特徴を概観する。
6. オーストラリアの分析で抽出され、かつ日本に適用できる部分を探しながら、日本に合う理想の「ソト」を考えてみる。
ただし、これを固定のプロセスとせず、アメーバのように自由に形を変えながら、これぞれの項目をつないだり、再分類したり、補足したりしながら進めていきたいと考えています。

課題は一般の人の心をつかむこと、そしてのんびりと楽しみながら伝えること

書いていく過程で、課題となるのは一般の人が興味を持てる視点を持ち続けること、そしてわかりやすい表現を心がけること。もしかしたら、途中で一般向けと専門家向けに内容を分類しなければならない場合も考えられますが、その場合は臨機応変に対応していきたいと思います。
また、大事にしたいことは急がずに、のんびりと伝えていきたいということです。あまり形式ばっていても面白くないし、情報ばかり詰め込んでも読む方の身になれば疲れてしまうので、慌てずに楽しみながら伝えていきたいと思っています。

他国事例との比較のなかで日本的なソトの良さを見直してみる

最後に、そもそもこの内容を書きたいと思ったのは、日本のオープンスペースが、私がよく知るシドニーやメルボルンのオープンスペースと比べると、量的にも質的にもとても貧弱に見えるからです。ただし、日本にはヒューマンスケールの商店街や、涼やかな植木鉢が並び生活者の顔が見える路地裏など、魅力的な空間も多く、一方的にあちらのようにすれば済む問題でもありません。そこで、私の好きなオーストラリアのオープンスペースをのんびりとご紹介しながら、何を取り入れることができそうか、どんな将来を思い描けるのか、時間をかけて考えてみようと思ったのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?