国際コンクールで55回受賞! 川崎育ちドイツで学ぶクラシックギター奏者 斎藤優貴さんが市長を表敬訪問
去る3月12日に、クラシックギター奏者 斎藤優貴さんが福田紀彦川崎市長を表敬訪問しました。
斎藤さんは川崎市多摩区に育ち、高校卒業後渡独、現在はデュッセルドルフの大学院修士課程で学んでいます。
26歳で国際コンクール55回受賞!華々しいコンクール歴
世界三大ギターコンクールの一つである、ピッタルーガ国際ギターコンクールにおいて最高位を受賞(2021年、イタリア)したほか、2022年にはクリアカン国際ギターコンクールで第1位(メキシコ)、セゴビア国際ギターコンクールで第2位(日本人最高位、2023年、スペイン)など、これまで国際コンクールですでに55回も受賞歴のある、破竹の勢いの斎藤さん。市長との対談ではそんな華々しい活躍を飾ることなく、穏やかな話しぶりが印象的でした。
ミューザ川崎での経験が大きなモチベーションに
クラシックギターの優しい音色が好きだったというお母さんの勧めで5歳の時から習い始めたギターはみるみる上達し、小学5年生の時には川崎市主催の「子どもの音楽の祭典」コンクール小学生部門で見事優勝(2009年)。その時に、ミューザ川崎シンフォニーホールのステージで演奏しています。初めての大きな舞台での響きや、照明がまぶしかったことなどを今でも鮮明に覚えており、「その時の経験が今でも大きなモチベーションとなっている」と話す斎藤さん。
その後も市内の音楽大学で講習を受けるなど、少年時代の川崎での経験はいまの活躍に結び付いているそう。
市長も「音楽のまちの申し子と言っていいのではないか。今年20周年となる音楽のまちの取り組みを今後も続けていかなくてはならない」と語りました。
帰国後は子どもたちのためにも活動したい
斎藤さんは今秋、大学院を修了後は完全帰国する予定。こうした子どものころの経験を踏まえ、日本では演奏活動とともに、アウトリーチにも取り組んで行きたいそう。「ギターは楽器ひとつでメロディも伴奏もでき、手軽に始めやすい楽器。子どもたちにギターの魅力を伝える活動を積極的にやっていきたい」と話しました。
今回の訪問では、ホアキン・ロドリーゴ作曲の「ソナタ・ジョコーゾ」より第3楽章Allegroを演奏。繊細な音色にうっとりと聴き惚れました。
tvkニュースでその演奏の模様も少しご覧いただけます。
「音楽のまち・かわさき」の取り組みは今年20周年。
このまちで音楽に出会い、育ったみなさんの活躍をこれからも楽しみに追いかけていきたいと思います。
斎藤優貴さんの情報はこちらから!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?