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ヒッヒッフー

もう30年以上前のことになる。

妻の出産には立ち会うことに決めていた。
そのため、妊娠中は妻に付き添って産科に何度も足を運んだ。
出産の心構えのための出産シーンのビデオまで見た。
他の妊婦さん3人ほどと一緒に見た白黒ビデオ。
男性は私一人だけ。
その衝撃的な映像に申し訳ないけど気分が悪くなった。
カラーだったら気絶してたかも。
女性は大変だと痛感した。

そしていよいよ出産日。
分娩台に横になった妻の傍に座り、妻の手を握る。
呼吸法はラマーズ法のヒッヒッフーだ。

ヒッヒッフー
ヒッヒッフー
夫婦一緒に必死で呼吸する。
傍から見るとかなり滑稽だろうな。(-_-;)
だが、2人とも真剣そのものだ。

ヒッヒッフーは続く。
ところが、初産ということもあってすんなりとは出てこない。
途中で妻が寝てしまう。
すかさず看護婦が叫ぶ。

寝ちゃダメよ!赤ちゃんに酸素を送らなきゃ!

その声でハッと目覚める妻。
再び夫婦のヒッヒッフーが始まる。

結局、医師は会陰切開&吸引分娩を選択する。
妻は最後のイキリを試みる。
妻の爪が私の手に喰いこむ。

はい、出たよ~

医師の言葉に安堵する2人。
時間は掛かったけど無事に出産。
頑張った妻と赤ちゃんを見て目が潤む。

自分の手をふと見ると、皮膚の下の白い部分が数か所見えており血が滲んでいた。
出産の大変さが分かる。

振り返れば、この出産は妻と赤ちゃんとの共同作業だった。
(私はおまけだ)
まず赤ちゃんが母親に知らせる。「そろそろ出るよ」って。
そして母親の協力を得ながらも自分の意思で産道を通り始める。
赤ちゃんは産道を通り抜けることで人生最初の難関を克服する。
長時間の苦痛に耐えて外の光を感じ、肺呼吸を始める瞬間はどれだけ感動を覚えるのだろうか。
きっとあの産声で感動を伝えてるんだろうな。
そう考えると、自然分娩の恩恵は無限大に大きいと思う。

以上が我ら夫婦のヒッヒッフーでした。

ところで、コロナ禍では妊婦についておかしいことが多い。

①新型コロナワクチンの推奨

妊婦は食べ物に注意しないといけない。
薬も多くはだめだ。
飲んでいけない物も多い。
コーヒーさえもだめだと言われる。
ところが、新型コロナワクチンは推奨された
長期的な安全性が担保されていない上に、ワクチンで亡くなった人が少なくないにも係わらずだ。

コーヒーがダメでワクチンが良いってどういうこと?
一日に何千万杯も飲まれているであろうコーヒー、1年だと数十億杯にもなるよ。
で、コーヒーで誰か死んだ?

一方、ワクチンはこれまでのべ4億回かな。1年でせいぜい1億回?
2024年8月現在、そのワクチンで747名の方が因果関係ありとして死亡認定されている。

やっぱり母体と胎児に悪影響があるんじゃないの?
なんでそんな怖いワクチンが妊婦に推奨なの?
どう考えてもおかしいでしょ。

②コロナ陽性だと帝王切開

妊婦がPCR検査して陽性反応が出たら帝王切開をする病院があった。

え?ナニソレ。( ̄△ ̄)
不確かな検査の結果で妊婦にメスを入れるの?

前述したように、赤ちゃんは産道を通って出てくることがとても大事なんだよ。
妊婦か胎児の生命に重大な危険が及ばない限り帝王切開を選ぶべきではない。
PCR陽性反応ごときで帝王切開を選ぶなんて狂気の沙汰だ。

妊婦がそれを拒むと「じゃあ、転院してください」という冷酷非道な対応。
臨月の妊婦に選択肢はまずない。
泣く泣く帝王切開をするしかなかった妊婦に激しく同情する。

③マスク出産

出産時、妊婦にマスクをさせるらしい。

は?頭大丈夫?( ̄◇ ̄)

看護婦が「赤ちゃんに酸素を送らなきゃ!」と叫ぶくらい呼吸は大事なことなんだよ。
その大事な呼吸を阻害するものを着けさせてどうするの?
医療従事者がどうしてそんな矛盾したことを言うことができるのか。

狂ってるとしか言いようがない。

産科の医師たちにお願いしたい。
自然な分娩を心がけてくれ!


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