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ブレンドコーヒーとクリームソーダ

30分歩いてお気に入りのカフェに到着。

一見、某珈琲店のような佇まいだが、チェーン店ではないらしい。まさかの1店舗しかない、本店だ。

いつもは夫や母、夫の両親と満喫させていただいているが、今日は初めて1人で。清々しい気分だ。

霜降り明星のオールナイトニッポンを聴きながらコート片手に坂道を登った甲斐があった。
待つこともなくソファ席に座れたことが嬉しい、12時13分。


私の隣には、もうすぐ1歳くらいの子どもと夫婦が座っていた。子どもがぐずっている。大変そうだ。

そんな家族を横目に、エッグマフィンとアイスカフェラテを頼み、イルカも泳ぐわいを黙読。

これがここのエッグマフィンか。初めて頼んだ。
エッグがマフィンに収まりきらず溢れている。
これどうやって食べるの?でもめっちゃうまそう。

うまかった。

こぼれまくったけど、うまかった。
ここのメニューはどれも美味しい、ハズレがない。

私がそんなことを思っている間、隣の家族は忙しそうだった。夫婦は交互に子どもをあやしながら、ランチプレートを食べている。本当、子育てって大変。

私は食後のカフェラテを堪能。

歩いて汗をかいたせいか、少し寒い。

ホットにすればよかった〜と後悔している時に、嫁がピンポン。

「ブレンドコーヒーとクリームソーダください」


なんと。


富裕層だ。


ランチプレートには、+200円でコーヒーか紅茶をつけられるセットがある。のに。

私はエッグマフィンとドリンクをセットで頼んだら100円引きになるので、エッグマフィンを頼んだ。
めちゃくちゃ食べたかった訳ではない。
だが、結果美味しかったので何の文句もない。
ランチプレートより500円も安いし、ラッキー!

ラッキー?

しかもクリームソーダて。

食後に?いけるん?



他人に干渉しすぎるのは良くない。



しばらくして家族は席を立った。

テーブルにポツンと残ったティーカップと、可愛らしい瓶。

あ、そっちが父か。

固定概念は良くないよなぁと思った。

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