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003_竹弓の入手方法①


初めての竹弓はお店で購入しました。
新品を購入するのは普通のことだと思ってましたが、年数を重ねる内にいろいろな入手方法があることを知りました。
高いから躊躇してるパターン、扱う自信がないから躊躇してるパターンが多かったように思えます。
新弓をもつのは緊張しますから、もっと容易に入手できる方法はないか、と考えまそた。いくつかありますので、簡単に紹介していきます。


竹弓を手に入れよう

前述の記事で竹弓の値段に驚いたことと思います。
新しい弓を買おうとすると、1回の買い物で10万円近くが財布から無くなるので、慎重にもなりますし、失敗もしたくないでしょう。
そこで、入手方法を4つ紹介しますので、参考にしてもらえたらと思います。

  • (a).サイトで弓を購入する

  • (b).人から貰う(安価で譲ってもらうことを含む)

  • (c).お店で購入する

  • (d).直販で購入する

【オススメ度】は初めて入手するにあたっての評価にしています。

(a).【★☆☆☆】サイトで弓を購入する

ここでは現物確認ができないオークションやフリマサイトで購入することについてです。(初めて購入する場合は避けたい選択肢です。)
どうしても欲しい場合を除き、避けたほうがいいと思います。
「どうしても欲しい」とは希少な銘の弓、古いが価値がある弓、などです。ある程度の竹弓の知識がないと、失敗する可能性が高いです。
写真だけでは分からない破損があるかもしれないですし、どんな癖がついているかもわかりません。引いた直後に弓が壊れた、という可能性もあります。
特に古い弓だと接着剤の寿命が近く、竹が剥がれやすいです。安全を考慮すると、古い弓には手を出さないほうが無難です。
比較的新しく、安いという場合には購入してもいいかもしれません。(自己責任)
事前に破損有無、傷の有無、癖、気になる点など確認して、回答してもらうと良いです。

<こんな人にオススメ>
・どうしても欲しい銘がある人
・安く入手したい人
・写真と文章で状態を判断できる人

(b).【★★★☆】人から貰う(安価で譲ってもらうことを含む)

この入手方法が多くのメリットがあります。
・現物を確認できること
・慣らしが不要なこと
・形が安定していること
・出費が少ないこと
最初の扱いを失敗すると癖がついてしまいます。竹弓の状態が悪ければ断ればいいですし、良ければそのまま引き取れば良いです。
普段の使い方や購入時期は確認しておきましょう
弓の強さが合わなくなった、ということで先生から貰えるケースが多いように思えます。
あとは複数の弓を所有しており、世話できなくなった、などのケースもあります。
声をかけてみるだけでもいいでしょう。
デメリットとしては、変な状態の弓を渡される可能性がある、ということです。
この場合は断ればいいです。一方で、最初だから安く欲しい、という場合には否定しませんが、誰かに見てもらったほうがいいでしょう。
希少な銘だからといって状態の悪い弓を貰うことは控えたいです。

<こんな人にオススメ>
・安く入手したい人
・面倒を見てくれる先生がいる人
・竹弓を扱える先生がいる人

(c).【★☆☆☆】直販で購入する

弓師から直接購入するという、マニアックな購入方法です。
展示即売会や工房に伺うことで実現できます。
弓師から直接扱い方を教えてもらうことができます。
自分好みの注文をすることもできます。
注文した弓がドンピシャではない可能性もありますので、覚悟を持ってください。
デメリットとしては、直接伺う時の交通費がかかること、メンテナンスの送料がかかることです。

ただし、初めての弓としてはオススメしにくいです。
理由としては、直販の弓の扱いができる人が少ない、という部分です。
行きつけのお店に無い銘の場合は、扱いが分からなずに良かれと思って教え得ると、弓師と違うやり方を教えてしまう可能性があります。
これで弓の形を崩ししてしまっては意味がありません。
メンテナンスもお店ではやってくれないことが多いです。

<こんな人にオススメ>
・周囲と違う弓を使いたい人
・弓師と話すのに躊躇いがない人
・労力をかけてもいい人

(d).【★★★★】お店で購入する

新弓の購入になります。
初めて購入する人はお店には1人で行かずに、誰かを伴って行ったほうがいいです。
長くなるので、自分のオススメする購入方法は次の記事に記載します。

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竹弓を扱い始めた人からある程度使い慣れた人まで、より深く楽しく学ぶために作成したマガジンになります。 これ1冊あれば、だいたいの場所で安心…

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