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007_竹弓の慣らし方①

【変更履歴】
2023.12.22 ▲1.00 握り革の項を追加、巻藁での慣らしの注意点に”引き方”の項を追加
2024.04.08 ▲1.10 弦編を追加


買ったばかりの竹弓をいきなり矢束いっぱいに引くと折れます。
言い過ぎました。肩入れでも折れます。
矢束までは試したことはありませんが、破損のリスクは高いと聞きます。
せっかく買った竹弓、後悔しないように慣らす期間を作ってから的前デビューしていきましょう!


慣らし方〰弦編〰★1.10
慣らす時の弦に関しての弦は以下の記事になります。



新弓の意味するもの

新弓といっても捉え方がいろいろあります。
ここでは、購入してから裏反りの戻りが安定するまでの弓としておきます。
他には”誰も引いていない弓”、”打終わってすぐの弓”、”お店で調整が終わった直後の弓”、”打ち終わってから2年経過するまでの弓”、などあります。

購入してから

弦を張った状態で購入することが多いと思います。
弦を張った状態で購入するときは、ある程度お店で弓弝・形を調整してもらってからのほうがいいでしょう。
もし弦を張っていない状態で購入したら、なるべく早く弦を張って、弦通り・成りを見てください。
おかしなところがあれば矯正して、半月は弦通り・成りの変化を見るようにしてください。
基本的にはお店で十分に張り込み・調整してある弓が多いので、大きな変化はないはずです。


握り革 ▲1.00

最初から弓に捻れをかけたくないので、グリップ力が強い握り革は避けるようにします。
弓返り無しのときには捻りをかけずに引くようには心がけますが、それでも革によって巻き込まれてしまいます。リスクを減らすためにも滑りやすい握り革を選ぶことをオススメしています。”さらり”なんかどうでしょうか?また、握りが細い方は少し太くしたほうがいいでしょう。細い握りでは握り込んでしまいます。


巻藁での慣らしの注意点

負担をかけない条件

まず、以下の前提条件を守ってください。
一言で表すと、弓に負担がかかるようなことはしない、ということです。

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