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004_竹弓の選び方


最初の竹弓から途中まではずっと扱いに苦労した経験を思い出しました。
弦通りがすぐ変わるし、胴が抜け気味になるし、下が強すぎるし、、、
思い返すと最初から癖のある弓だったなと。
同じことを初心者が体感すると確かに”扱いにくいな”と感じると思います。
最初はもっと簡単な弓にしておけばよかったと後悔、、

というわけで、今回は初めての竹弓の選び方について紹介します。

はじめての竹弓の選び方

大きく分けて4つに分けて紹介します
(a).強さで選ぶ
(b).素材で選ぶ
(c).見方で選ぶ
(d).長さで選ぶ
細かい内容は他で記載しますので、今回はざっくりとした内容になっています。

(a).強さで選ぶ

欲しい弓力よりも強い弓を選びましょう。
新品の竹弓は購入した時から弱くなります。
個体差がありますが、だいたい1キロ〜2キロ程度は弱くなります。
それを見越して、目標の弓力よりも強くします。
※気温や湿度でも変わってきます。

(b).素材で選ぶ

扱い方・管理に自信がない人はカーボン内蔵竹弓を選びましょう。
カーボン内蔵の竹弓は形が”変わりにくい”ことが特徴です。
購入した時の形を覚えておけば、自分で調整する機会が少ないです。
裏反りも少ないので、張る時もそこまで苦労することがありません。

(c).弦通りで選ぶ

入木の弓を選びましょう。
入木についてざっくり説明します。
弦が握り付近または弓全体の右側を通っている弓です。
入木が適度な弓、強い弓など個性がありますので、相談してください。

反対に、出木弓は選ばないようにしましょう。
弦が真ん中や左側を通っている弓です。
矢を真っ直ぐに飛ばすことができません。

(d).長さで選ぶ

矢束を基準とします。ここは合成弓と変わりません。
85cmで並寸、90cmで2寸伸になります。
中間の場合は、長い弓にしたほうが破損率は低下します。
例)合成弓で87cm並寸ならば、竹弓だと2寸伸
一寸詰、三寸伸などありますが、入手難易度が高いことから選ばないほうが無難です。

さて、これで貴方は竹弓をゲットしました。
これで竹弓デビュー!!と意気揚々と引いてはいけません。
入念な準備が必要です。
【次回】竹弓の保管について

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竹弓を扱い始めた人からある程度使い慣れた人まで、より深く楽しく学ぶために作成したマガジンになります。 これ1冊あれば、だいたいの場所で安心…

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