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005_竹弓の保管


ついに竹弓を購入しました。これで竹弓ユーザーです。
すぐに引きたいでしょうが、我慢してください。
気がついたら形が変わっていた!?なんてことは避けたいですからね。

竹弓の保管は合成弓よりもデリケート

改めて言うまでもないですが、これまで扱ってきた弓と大きくは変わらないです。ただし、雑な扱い方をしてもいいわけではなく、デリケートだということを念頭に起きましょう

振り返りの意味も込めて4つ紹介します。
(a).置き場所
(b).置き方
(c).弓巻きの有無
(d).弦の有無

(a).置き場所

まずは竹弓を置く場所を見繕います。
前提として、道場の弓具庫には置かないこととします。
頻繁に練習できない人は練習後に自宅で形を見ることをオススメします。

・風通しがいい場所(湿気がこもらない場所)
・直射日光が当たらない場所
・1日の寒暖差が少ない場所

夏場の冷房が効いた部屋に置いてあっても、部屋を出て冷房を切れば気温がどんどん上がります。
冬場の冷房が効いた部屋においてあっても、部屋を出て暖房を切れば気温がどんどん下がります。
できることなら室温差がない場所がいいです。
冬場の暖房が効いた車内から出して、すぐに引いたら故障した、という事例も聞きます。

(b).置き方

本弭を下、末弭を上の基本でOKです。
壁にかけるなどの本格的なことまではしなくていいです。
倒れないように気をつけてください。

そうそう、弦を張った状態で寝床の近くに置くことはさけたほうがいいです。
万が一、寝ている間に弦が切れたときに、弓が顔に直撃します。(しました。)
600gくらいの重量物が重力に従って突撃したときの衝撃は、
誰かに殴られたのに匹敵します。
衝撃で目を覚ましても、暗い部屋には誰もいません。
強盗を疑うの見つからず、
幽霊の存在を信じかけた、、、その時です。
弦が張られていない竹弓が倒れていたのです。
なかなかできない経験をしてみたい人が覚悟して挑戦してみてください。

(c).弓巻きの有無

握り革が湿気ている場合は弓巻きから出してください。
弓巻きに巻いたまま保管してもいいですが、定期的に弓巻きから出してください。

(d).弦の有無

的前で使えるようになるまでは弦を外さないでください。
弦は太くて伸びにくいものを使ってください。
弓弝の調整する時に限って外してOKです。
※弓の慣らし方については別の項で記載します。

裏反りが安定するようになったら...
弓の反発力を活かすためにも、基本は弦を外して保管します。
もともと裏反りが少ない弓は弦を張ったままでも良いです。

【参考】魚拓を取る

必須ではないので、紹介程度にとどめます。
模造紙を連結させて、弓が収まる大きさにします。
弓を起き、鉛筆で縁をなぞります。
弦の位置も分かるようにします。
弓と弦の高さも記録しておきます。
慣らしている過程で魚拓と照らし合わせて、どのように動いているかを観察します。
ただし、最初の姿が絶対ではありません。
あくまで参考にとどめたほうがいいでしょう。

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竹弓を扱い始めた人からある程度使い慣れた人まで、より深く楽しく学ぶために作成したマガジンになります。 これ1冊あれば、だいたいの場所で安心…

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