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【現代文 読み方 勉強法】1時間で現代文の点数があがった読み方矯正


こんにちは。
今回は一年以上前に投稿したこちらの投稿を実際に生徒と実践することができたので
noteにまとめました。

今回は実際にそれを実践してみたお話になります。


もともと評論文も小説も記述の選択問題でほとんど正解できず
バツが多かった生徒です

それでも浪人生の頃の先生より賢いですけどねww

ちなみに浪人時代の先生のお話はこちら


そういうわけで実際に添削をしつつ、実際に問題も解かせてみました。

そのときに先生が今回の生徒に提案した内容も載せておこうと思います。


読み方 下線部(傍線部)の前後だけ読めばいいと思っている愚行中の愚行

一体誰が教えたのか、

答えは傍線部の前後にある、などと

正直高校受験ですでにそれは通用しません。

なんなら中学受験も大学受験もそんな読み方で点数が取れるように
できているわけでは有りません。


筆者はそんな読まれ方をしたくて本を書いたのではない。


そもそもの話ですが

受験の問題にしてもらおうと思って本を書いたりする人はいません。

みんな何かしらの自分のメッセージや思い、考えを伝えるために本を書いているのです。

自分の頭の中に思い描いたストーリーを本にしているのです。

読んでいる人に伝えたいという思いがあって本を書いています。


そんな努力の結晶を問題の前後だけ読めばOKというのは
あまりにも書いている人が不憫で仕方がないです。


でもね、たしかに読む受験生は
そんなこと関係ないわけです。

自分は受験で合格をするために、
読みたくもない文章を読まされているわけです。

とはいえ、もし点数が思うように取れない、思うように文章が読めない、
という人は僕の読み方を試してみてください。


読み方 評論文は読み聞かせるように頭から読むこと


まずは評論です。

これは筆者が伝えたいことがあるはずですし、それが伝わるように
文章の構成をねって書いているはずです。

その中で大事なことがいくつかあります。

コツ わからない言葉はないか?適当にスルーして読んでいる単語はないか?生徒に朗読させながら質問する


英語の場合はわからない単語ってけっこう自分で気づくのですが、
日本語も同じです。

適当に読んでしまっている単語があると、
そこで、内容が頭に入らなくなります。


これは絶対に避けたい状態の一つです。

だから「この言葉って他の言葉で言い換えるとどんな言葉?普段使わない言葉だけど、意味をイメージできてる??」

というように必ず聞いています。


もちろんわからない言葉があれば国語辞典で調べる

日本語は漢字を使っているので、
その漢字で意味をイメージすることができます。


そうやってしっかり言葉一つ一つを受け入れる必要がありますね。



段落ごとに テーマやタイトルをつける(要約すること)


実はこれができない人は読解力そのものが足りないことが多いです。


読解力の基本は要約ができるかです。

読解力の足りない生徒は

「この段落の言いたいことはなに?」「この段落にタイトルをつけたらなに?」と聞くと

文章を適当に全部を読もうとします。(要約できてないとすぐに言えない)

別に何回も読み直したりせず、

1回読んだら1発でだいたいわかるようになること


ができないとなかなか成績には繋がりにくいものです。


10文字くらいで説明できるといいですね。


だいたい最初の段落は「問題提示」がなされることがほとんどです。


その「問題」の中身がテーマなのです。

「あぁ、今回はプラスチックの歴史なんですね。ふむふむ」

みたいな感じでつかめていないとちょっと現代文で点数を取るのは大変じゃないかなぁと思います。


そしてその次の段落で「プラスチックの具体例」の段落が続くことが多いですね。


さらにそこから次の段落で、「メリット・デメリット」だったりいろいろあるわけです。

こういう話の展開をしっかり読んでいかないといけません。


文をしっかり消化して、問題と文を往復しないこと


そうしたらだいたいの内容は1発でわかります

そのレベルまでしっかり消化することです。


そのためには音読のスピードが大事です。

目で読むスピードと頭で理解するスピードは全然違う


だから、黙って勝手に読んでいたら
自分がわかっているのかわかってないのかすらわかりません。

それを避けることを第一に読む必要がありますね。




結果 次の問題では18点アップ(50点中)

ちょっとなれるまでは時間はかかりますが、なれていけば時間も短縮できるようになります。

漢字の読み書きなどはどうにもなりませんが、
内容把握に関してはかなり改善すると思います。

しかし、今回はそれが噛み合った生徒だっただけで、
誰にでも当てはまる読み方ではないかもしれません


でももしかしたらこの読み方が受験生の誰かを救うことができるかもしれないと思うと
書いてよかったのかなと思います。


どんな自己満でもその自己満が誰かを救うのであれば、
他人から馬鹿にされても続けようと思います٩( 'ω' )و


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