見出し画像

【高校受験】わからない分野を克服するまで その3

こんにちは。今回はその1その2に引き続き
お話ししていこうと思います



1度この記事を書いてる間に、マンションが停電しかいたものが保存されず、消えてしまいました(´・ω・`)



実際に3種のテキスト作戦がうまくいったケースとうまくいかなかったケースがあるので、両方紹介したいと思います


うまくいったケース 点数は30%以上アップし、偏差値が50から60まで上がった


これは中学3年生の話になりますが、たった四つの単元を3種のテキスト作戦で特訓した結果です


地震と地層
電気と回路
天気
天体


これらの四つの単元が解けるようになったのはもちろんですが、それより大事なのは

どうやったら苦手を克服できるのか
というのを体験することができたことです

この成功体験があるのでそれ以外の苦手な分野や、
暗記系の分野をどうするかを
本人が自分で考えて実行できるようになったことが大きいです。

最終的には全ての科目が8割強を取れるようになり
元々偏差値50あるかないかだった生徒が偏差値60以上まで上がりました。


あまり効果が芳しくなかった生徒 単純に計算力等が劣っている

今のところ、この方法でなかなか見につかない制度の共通点は


小学生の頃から勉強をサボっていたことです


掛け算や割り算の判断ができず
それに伴い、逆数の掛け算などという概念も身についていませんでした

3×⚫=6

の⚫を求めるために6÷3をするということが理解出来ず
方程式で答えを出すことができない、あるいは分数で答えることができない
ということが挙げられます。

こういう場合は、数学や理科の計算などをするのではなく、

ひたすら暗記科目をさせるか、単純な計算に立ち返るかのどちらかです。


計算をするなら100マス計算レベルの物量をこなさせることですね。


生徒とは先生は仲がいいので、「あなたの重大な疾病があってな…」とかいって、
計算ミスとか分数の計算の致命的な欠陥を話すのですが

「さてはお前さん小学生のときにやんちゃしてたな?」と聞くと

「小学校のときは授業聞いてませんでした(´。ω゜)」

って言ってくれたので、なるほどね、と納得しましたww



先生はこういう生徒に出会って

小学生のころに計算ドリルでありえないほどの計算をさせられてきた理由が

こういうところでつまづかないためだということが最近良くわかりました。



うまくいかなかった例 ローマ字うちができないレベルにアルファベットがわからない生徒

今のは理系の計算問題や理系の分野のところでしたが、次は英語の話です。


ノートに100回位書いても単語を覚えられない生徒がいました。

ひたすら書いて覚えるなんてことは先生はやりませんw


100回も書いて覚えられないなら書かせない方がマシだと思っています。

覚えられないならやらなかったことと同じ


なのです。


先生は英語が致命的な生徒がいたので、2週間くらいじっくり相手をしました。

どうしたのかというと、

中1の 「私は福岡出身です。」とか
「あなたは野球をしますか?」「私は野球をすることができません」といった

基本の文(小学生でも覚えているような文)を12個ずつ

あみだくじでランダムに出して、それを書く、という練習でした。


2日くらいたってようやく6問くらいは当たるようになりましたが、

どう考えても「サ行」の言葉なのに「t」が入ったりするので、おかしいと思いました。



もしかしてこの子ローマ字入力できないのでは


確認のためにタイピングとかをさせましたが、案の定よくわかっておりませんでした。


カ行 サ行 タ行 バ行 パ行 ナ行 マ行

は結構平気で間違っていましたね。


最初は寿司打(タイピングゲーム→ここ)をさせましたが、とてもじゃないですが、やさしいモードでも1つもタイピングできずに通過してしまうので、

ポップタイピング(同じくタイピングゲーム→ここ)をさせました。


画面に映ったpやkを見ながら、そしてキーボードからkなどのキーを探しながら18打が1分でできる限界でしたね。


でもそのときに沢山目にしたのは

プリン(purin)がグリン( urin)になったりすることでした。


つまり、この生徒は


あらゆる英単語を


電話番号のように不規則にならんだ文字の配列


として覚えようとしていたのです。


そりゃ無理でしょ。


というか今までなんでそういうことに気づかない塾講師や教育者が多いのだと憤慨しましたね。


いくら単語をFebruaryだから「フェブルアリー」だねとか言ったって覚えられる訳有りません。

「ブ」がバ行だからbとかわかんないんですから。


その場合いくら単語を練習させようが意味がなくて、

それなら授業全部タイピングさせたほうがマシですね。


数学でもマイナスが出たらその瞬間足し算引き算ができない生徒もいるのですが、そういう生徒は

そもそもマイナスとかそういう概念をちゃんと教えないとその後何を教えても理解できません。

https://note.com/online_teacher/n/nb94ba7b8613e

その場合はこのnoteを参考にしてくださいね。



余談 

数学好きの変態が円周率を覚えたりしますが、だいたい、円周率を覚えるために、勝手に脳内で数字を文字にあてて、ストーリーを作って覚えたりしています。



かんたんなまとめ


偏差値50くらいあれば、楽勝で似g手の克服はできると思います。

ただし、それがうまくいかないばあいは、

それ以前に小学生より計算が遅い、あるいは小学生レベルの計算に手間取っている可能性があります。


その場合は、同じ単元をやっても時間が2倍も3倍もかかるので、

小学生と混ぜて毎日最初に計算トレーニングをするしかありませんね。


文字が読める

計算ができる

言葉がわかる


これは勉強したりなにかを理解する上では土台になるところで、

土台のないところに何を作ろうが完成しませんし、かんたんに崩れます。


カリキュラムだとか、一応塾に来てるから…とかそういうものにとらわれず、

ちゃんと成績があがるために必要なこと、身につけることをまず身に着けさせることが

塾で働く人や教える人の務めではないでしょうか。


ということで今日は終わりになります。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?