文章という記号

本のいい所は、著者が、伝えたいことを、文章という記号に託して、表現している所だ。


文章は鍵に過ぎず、あとは読者の想像に託される。

つまり、作品はひとつだが、読者の数だけ、その、受ける印象は異なる。

学校で、読書感想文を書かされるのはそのためだ。
その子がどんな感性を持っているかがわかる。
普段は可視化されない、心の色が、ぼんやりとでも分かるのだ。
これはすごいことだ。

漫画や映画も、すぐれた作品はあるが、イメージが限定されてしまい、鑑賞者の想像力が入り込む余地がない。

そういうわけで、おれは、本を、特別なものと捉えています。

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