廃校の活用アイデア:農業校を作る
廃校を活用するアイデア
農業校を作る
農業を体験できる施設を作ります。
今いちばん必要なのは農業です。
日本は食べられないものを作り過ぎた。ITで食べられないものを作って、食品を小さく、高く、粗末なものにしたら本末転倒です。
生きるとは食べること。
スーパーに並んでいる野菜、それは農家の方たちが丹精込めて作っているから毎日買うことができる。
小学校の頃、広い裏庭に苗を植えて、秋に稲を収穫する体験をしました。それは鮮明に覚えています。
田舎の学校は裏庭や中庭があります。
いろんな種類のお米や、野菜を育てます。
地域では学校が合併して廃校になるので、
その地域の小中学生、高校生にも農業校に来てもらいます。
農業は、地元の農家の方に来てもらって教わります。
もしくは今はもう農業はやっていないけど、昔は田んぼや畑をやっていたんだよというお年寄りに来てもらって教わります。
苗の植え方、畑の畝(うね)の作り方、
種のまき方、種をまく季節、
苗の扱い方、支柱の立て方、
すべて教えてもらいます。
農業校の開校日には事前にテレビや市報、ラジオなど、あらゆる媒体でお知らせしてもらって、
都会から大勢が農業体験に来てもらえるようにします。
大人に農業体験をしてもらうのがいちばんの目的かもしれません。
移住して農業をはじめたいけれど、どうしたらいいかわからない、という大人に
あの廃校に行けば農業のいろはを教えてもらえる、となれば
足がかりになって本当に移住してもらえるかもしれません。
私は都会で失業なさった方には農業をやってほしいと思っているんです。
大企業には、農業の部署を作って本格的に農業を進めてほしいと長年願っていました。
農業体験校に来てくださった農家の方には、お米や野菜を持ってきてもらって、紹介して、販売します。
主婦の方々は地元のおいしい、すばらしい野菜を手にとって買うことができます。
例えば学校の土は水はけが良すぎて、野菜に適さない、とする。
そうしたら「土作り」から学べるんです。
どんな堆肥を混ぜたらいいか、おいしい土にするにはどうしたらいいか、教わることができます。
痩せた土地でも育てられるのは芋、さつまいも、きゅうり、茄子、と土に合った野菜も学ぶことができます。
大規模で育てたら、いざとなった時に食べられます。
そして地元の音楽家やバンドマン、作家、芸術家に農業を体験してもらって兼業にしてあげてください。
農家は大変だけれど、みんなでやったら、出来ます。
そして、ひきこもりだけど本当は仕事をしてみたい、という方たちにも、農業体験をさせてあげてほしい。
太陽の光を浴びて、野菜を作って本来の暮らしをしたら人は健康に、幸せになると思うんです。
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