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53MM その9  53歳のおじさんが「もの書き」になる物語

53歳おじさんのプロフィール 

パート8:忘れられない後輩たち


おじさんの大学生時代のエピソードをもう一つだけ話す。

おじさんは先生方や先輩方にも恵まれたが、後輩たちにも恵まれた。
今でも印象に残っている後輩たちを紹介する。
まずは、Yさん。帰国子女で、人懐っこいが寂しがりやさん。よく一緒に、僕の下宿でビールを飲んだ。次はOさん。真面目で一途な努力家。現在は語学の達人になっていて、多くの人に英語やハングルを教えている。
三人目は、リリー。もちろんニックネームだ。リリーはおじさんと同じ埼玉県出身で、大学では落語研究会に所属していた。車が好きで、ホンダシビックに乗っていた。夜中に二人で静岡の登呂遺跡までドライブしたのは、今でも謎だ。最後はTさん。Tさんも埼玉県出身で真面目な人だった。就職で大阪勤務になった時に、通天閣を案内してもらった。
今はOさん以外連絡は取っていない。おじさんが大学生の頃は、携帯電話が普及しておらず、連絡先を知らないからだ。みんな元気に過ごしているかな、と時々思ってしまうおじさんであった。


(注釈)おじさんが住んでいた下宿は、駅と大学の間にあり、同級生や後輩たちの溜まり場になっていた時期がありました。4畳半、お風呂なし、トイレ共同のアパートでしたが、気の合う仲間が集まって、お茶を飲んだり、ビールを飲んだり、鍋料理を食べたりと楽しい時間を過ごしました。大学生編は今日でおしまいです。次回(明日)からは、社会人編です。乞うご期待。

著者:オニワ晃秀(電子もの書き屋オニワ)


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